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ikadoku

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不毛な会議・打ち合わせをなくす技術

2015年03月30日
会議術・ファシリテーション 0
不毛な会議・打ち合わせをなくす技術 (PHPビジネス新書)不毛な会議・打ち合わせをなくす技術 (PHPビジネス新書)
(2015/02/19)
齋藤 孝

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kindle版 新版・会議革命 不毛な会議・打ち合わせをなくす技術 (PHPビジネス新書)

満足度★★★
付箋数:20

  「私は不毛な会議というものにとにかく怒っています。
  何も生み出さない会議が日本には多すぎます。
  それにつきあわされていると、こちらの脳ミソまで腐ってくる
  感じがします。不毛な会議を平然と続けている人々をみるたびに、
  日本人は会議というものを技化していないと痛感します。
  欧米流の会議というものは、日本にはまだ根付いていません。」

このように不毛な会議に齋藤孝さんが怒りを露わにしたのは、
2002年のことでした。

当時、齋藤さんは出席する会議も多く、そのほとんどが、
特定の誰かが文書を読み上げるだけだったり、全員が押し黙ったまま
気まずい沈黙が続いたり、結局何も決められなかったりするような
会議ばかりでした。

そんな会議を一掃しなければ、日本経済は内側からダメになる、
という強い想いで執筆され、当時ベストセラーになったたのが
会議革命』でした。

あれから10年以上経ち、世の中は大きく変わりましたが、
齊藤さんの想いの通り、日本の会議は変わったのでしょうか?

一部の会議はクリエイティブなものになりました。

しかし、まだまだ日本の会議は大きく変わらなければならない。

そんな想いで再び齋藤さんがペンを執ったのが本書です。

第Ⅰ部、第Ⅱ部は『会議革命』の復刻版。

それに会議を今日的に進化させるべく新たに第Ⅲ部を書き加え、
改題・再編集をしたのが本書です。

『会議革命』を読んでいる方は、加筆された第Ⅲ部は
30ページほどなので、書店でパラパラと目を通すだけで
いいかもしれません。

『会議革命』が執筆された当時、「ファシリテーション」という
言葉も技術も日本にはほとんど伝わっていませんでしたから、
齋藤さんが憤っていた気持ちもよくわかります。

しかし、その後、堀公俊さんが『ファシリテーション入門』を
執筆したり、日本ファシリテーション協会が設立されるなどして、
日本でも結果を出すための会議が、浸透し始めました。

ファシリテーションと新会議革命は、方法論は違えど、
ゴールは一緒ですから、あとは好みも問題のように思えます。

ファシリテーションで言うところの「発散」と「収束」が、
本書では「カオス(混沌)」と「コスモス(秩序)」
と表現されています。

あと、齋藤さんらしいのは、会議も三色に色分けしてしまうこと。

2002年刊行のベストセラー『三色ボールペンで読む日本語』で、
齋藤さんは、客観的に「まあ大事」なところは青、
客観的にみて「最重要」なところは赤、主観だけで「おもしろい」
と感じたところは緑に色分けすることを提唱しました。

会議でもこの色分けを用いて、資料を読んだり、
人の話を聞くようにします。

そして主観系の「緑」と客観系の「青赤」の切り替えを技化して
会議を行うと、生産性は上がると解説されています。

この本から何を活かすか?

  「あなたの会社の会議は大丈夫か?」チェックリスト

  1. 別のこと(寝ている、絵を描いている)をしていても大丈夫
  2. アイディアを出さないくせいに、人の意見にネガティブな
   コメントばかりする人がいる
  3. 1人の話しが長くてウンザリすることがある
  4. 「それじゃあ、いままでの議論何だったの」と思うことがある
  5. 判断材料が揃っているのに、「じゃあ、あとで考えよう」と
   大した理由もなく結論を先送りにする
  6. 何のために集められたのかわからないことがある
  7. 何も決まらなかったり、新しいアイディアが1つも出ないことがある
  8. 人数が多すぎてディスカッションにならないことがある
  9. 意見の質でなく、声の大きさで決まることがある
  10. “宮中御前会議” のように、役職順で座る慣習になっている
  11. レジュメやホワイトボードもなく、議論が宙を舞うにまかせている
  12. 「はじめから結論が決っているんじゃないか」と感じることがある
  13. 「報告・通達・確認ならメールですむのに」と思うことがある
  14. 報告や資料説明の時間が長すぎて、一番大事なことを
   話しあう時間が足りなくなる
  15. 意見を言うと、「じゃあ君がそれをやってくれ」と
   言われそうなので、意見をひかえる雰囲気がある

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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この記事を書いた人: ikadoku
毎朝4時に起きて本を読み、13年以上ブログで紹介記事を投稿しています。北海道在住。たまに旅行で長期の休みを取ります。

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