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直感でわかるロジカルシンキング

直感でわかるロジカルシンキング直感でわかるロジカルシンキング
(2015/02/19)
伊藤 達夫

商品詳細を見るkindle版 直感でわかるロジカルシンキング

満足度★★★
付箋数:24

  「ロジカルシンキング本のブーム以降、ビジネスで使う資料が
  やたらとフレームワークに満ち満ちてきたように思います。
  折に触れて資料を拝見させていただくことはありますが、
  意味合いがわかっている資料に出くわすことは稀です。
  主語がない一般論のような企画書や、情報量が減少しているだけの
  図解、情報をフレームにあてはめているだけの資料を読むにつけ、
  こういったことを教えようとする試みすらないことに気づかされます。」

著者はHOUGHT&INSIGHT株式会社 代表取締役の伊藤達夫さん。

本書は伊藤さんが首都大学東京で学生向けに行った授業や
ビジネマン向けに行った勉強会の内容をベースとして執筆されています。

情報から「意味合いを紡ぎだす」、本当のロジカルシンキングが
できるようになるための本です。

ロジカルシンキングの中心は、フレームワークに
情報を当てはめることではありません。

シンキングと言うくらいですから、中心は「考える」ことです。

では、「考える」とは、一体どういうことなのでしょうか?

同じ所で、ぐるぐる思考を巡らせても考えたことにはなりません。

「考える」とは、情報につながりをつくり出すこと。
事実と違うことを想定して、つなげることが「考える」ことなのです。

この事実と違う想定することが、いわゆる「仮説」です。

本書では、「わかる」、「考える」、「伝える」の3段階で、
直感でわかるロジカルシンキングを解説します。

「わかる」のパートでは、情報を自分の中に何らかのつながりを
もって取り入れ、自分の中の情報を増やします。

「考える」のパートでは、持っている情報のつながりを
方向性をもって作り出します。

「伝える」のパートでは、組み上がった情報を他人に
わかってもらいます。

紹介されている事例は少なめですが、1つ1つを深く掘り下げて、
カラーの図解を交えながら解説しています。

  ・なぜ、世界中でなんでも売りまくってきた猛者が、
   日本の大企業でうまく営業できないか?

  ・なぜ、可愛い子なのに彼氏ができないのか?

  ・なぜ、TOEIC900点のイケメン学生は就活がうまくいかないのか?

教え子達が就職して、または就活して遭遇した問題を
伊藤さんがメールや電話で相談にのるという設定で書かれています。

「恋人が欲しいと思っている人が異性と出会う場所はあるのか?」
をイシュー展開するなど、ビジネスには関係ない問題にも
ロジカルシンキングを使います。

こういうプライベートな問題でも、ロジカルシンキングを使うと
スッキリと情報が整理され、解決策が見えてきます。

本書は若いビジネスパーソンを読者として想定しているので、
こういった事例中心でも特に問題はないと思いますが、
ビジネス経験が豊富な人が読むと、少し物足りなさを
感じるかもしれません。

個人的には、本書に掲載される手書き風の図解が、
真似できそうで参考になりました。

この本から何を活かすか?

なぜ、インド都市部の牛乳の値段は、農村部の3倍もするのか?

これは情報をつなげるための例題です。

都市部で牛乳の値段が3倍になるならば、農村部の人は牛乳を
たくさん作って都市部で売ろうとするはずです。

でも、それをしたくても農村部の人はできていないから、
3倍もの価格差があるということです。

なぜ、そうしたくてもできないのか?

農村部にもトラックはありますから、輸送はできます。

そういえば、牛乳は腐りやすい。

牛乳を腐らせずに都市部に運ぶには、トラックがあっても、
冷蔵車がなければ運ぶことはできません。

このことから、農村部には冷蔵車は少ないことが
想定されます。

また、牛乳瓶に入れて運んでも、それが割れてしまうくらい
インドでは道路が悪いことも考えられます。

その結果、需要量に比べて少ない量しか供給できず、
都市部では農村部の3倍も牛乳の値段が高いという情報に
つなげることができます。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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| 問題解決・ロジカルシンキング・思考法 | 07:05 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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