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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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0ベース思考

0ベース思考---どんな難問もシンプルに解決できる0ベース思考---どんな難問もシンプルに解決できる
(2015/02/14)
スティーヴン・レヴィット、スティーヴン・ダブナー 他

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kindle版 0ベース思考

満足度★★★★
付箋数:26

人類史上最速のスプリンター、ウサイン・ボルトさん。

ボルトさんの持つ100メートル競走の世界記録は9秒58です。

その前の世界記録保持者は、アサファ・パウエルさんの
9秒74だったので、ボルトさんはその記録を0秒16、
割合にすると1.6%も縮めました。

100メートルの世界記録は人類が10秒の壁を破ってから、
0.01秒~0.05秒ずつ更新してきたことを考えると、
ボルトさんの記録が驚異的だったことがわかります。

それでは、この100メートル競走の記録が、突然、
5秒を切るようなとてつもない記録が出ることはあるのでしょうか?

もちろん、現実的にはありえないことだと思います。

しかし、100メートル競走ではありませんが、
40年もの歴史を持つある競技会で、それまで少しずつ
更新されてきた世界記録が、突然変異のように
それまでの2倍の記録で破られたことがあります。

それは、100メートル競走に喩えると、
4秒87の記録が出ることに相当する記録でした。

その記録を出したのは、コービーと呼ばれる日本人男性。

彼が出した世界記録とは、ホットドッグの早食い記録です。

それはニューヨーク市のコニーアイランドで
独立記念日に開催される、早食い界のスーパーボウル、
「ネイサンズ国際ホットドッグ早食い選手権」でのことでした。

コービーこと、小林尊さんが2001年にこの大会に出場した様子は、
テレビ東京の「TVチャンピオン」でも放送されましたから、
ご存知の方も多いと思います。

彼は前年の優勝者(これも日本人の新井和響さん)が出した、
12分間でホットドッグ25本と8分の1を食べた世界記録を
およそ2倍の50本へと更新しました。

この全米が注目する大会で出した偉大な記録によって、
小林さんはアメリカで有名になり、ニューズウィーク誌の
「世界が尊敬する日本人100人」に選出されたり、
CNNの「アジアの偉大なスポーツ・ヒーロー」に選出されるなどして、
伝説のフードファイターとして認知されるようになりました。

本書では、小林さんの偉業を「ゼロベースで問題を正しく
とらえ直した」例として紹介しています。

  「コバヤシは解決しようとしている問題を、自分なりに
  とらえ直した。ライバルたちはどんな問いを立てたのだろう?
  ひと言でいうと、 “ホットドッグをもっとたくさん食べるには
  どうする?” だ。コバヤシは違う問いを立てた。
   “ホットドッグを食べやすくるにはどうしたらいい?” 
  この問いをもとに実験を重ね、フィードバックを収集して、
  ついにはゲームのルールを書き換えることができた。
  問題をゼロベースでとらえ直したからこそ、新しい解決策を
  見つけられたのだ。」

小林さんは、それまで大会の出場者が行っていた食べ方とは
全く違う食べ方「ソロモンメソッド」を開発します。

そして、大食いを普段の食事の延長上にはない、
スポーツと再定義して訓練することにより、
それまで誰もが思っていた世界記録は25本前後という
脳への「だまし」を超え、突然変異的な大記録を出したのです。

本書は『ヤバい経済学』の最強コンビ、
スティーヴン・レヴィットさんとスティーヴン・ダブナーさん
による、常識の枠に収まらない「フリーク」のように
ゼロベースで考えるためのアイディアを示した本です。

この本から何を活かすか?

  募金活動で寄付金を2倍集める方法

本書には、実際に行われた寄付金を2倍集める方法が
紹介されていました。

それは、「いますぐ寄付していただければ、
二度と寄付をお願いしません」という「これっきり戦略」。

この方法で送られたダイレクトメールでの寄付は、
普通の方法で依頼された場合より、2倍の確率で寄付してもらえ、
更に1人当りの寄付額も6ドル以上多く集め、
寄付額では数百万ドル増やすことに成功したそうです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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