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ikadoku

ビジネス書・ベストセラー本・科学本を中心に13年以上、ひたすら本を紹介し続けるブログ。既に紹介した本は3700冊以上。

日本一「ふざけた」会社の - ギリギリセーフな仕事術

2015年03月09日
アイディア・発想法・企画 0
日本一「ふざけた」会社の - ギリギリセーフな仕事術 (中公新書ラクレ 518)日本一「ふざけた」会社の - ギリギリセーフな仕事術 (中公新書ラクレ 518)
(2015/02/09)
シモダテツヤ

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満足度★★★
付箋数:23

  「この本を書くために平仮名とカタカナを覚えました。
  漢字はどう頑張っても無理だったので編集者さんに
  やってもらいました。」

本書は冒頭から「ふざけて」います。

著者は、日本一「ふざけた」会社、バーグハンバーグバーグ
社長のシモダテツヤさん。

シモダさんの会社は、お笑いだけに特化したIT企業です。

この会社は、「営業」がいなくても、
プロモーションの依頼が殺到すると言います。

  「僕たちは営業もせず、自分たちのオフィスに籠もり、
  ひたすら依頼が来るまで社員のキーボードに味噌を塗って
  暇を潰す、そんな “待ち” の蟻地獄スタイルをとっています。」

なぜ、営業がいなくても仕事が取れるのでしょうか?

それは、仕事を選び、やりたいことを貫いているから。

バーグハンバーグバーグは、「ふざけられる」こと以外は
仕事を受けません。

そんなポリシーで仕事を受けた過去の実績が、
営業の代わりをしてくれているのです。

バーグハンバーグバーグに興味をもった企業が、
ホームページ上の制作実績を見れば、「この会社は、
ふざけたことしかやらない」とすぐわかります。

バーグハンバーグバーグに依頼するクライアントは、
それがわかったうえで、プロモーションを依頼するので、
「やりたいこと」と「やってほしいこと」の齟齬が
生まれにくいとシモダさんは説明します。

  「クライアントも最初からそういう会社だと思って
  相談してくるし、お互いが目指す内容にもズレがなくなって、
  より素晴らしいものを作りあげられるはずなのです。」

ちなみに、同社には次のような過去の実績があります。

  ・彼女のいないジャガイモ頭の男性をモテモテにする企画
  「イケてるしヤバイ男・長島

  ・人材募集サイトのプログラマー同士の対談
  「業界初! ヤンキーにシメられながらの夢の対談!」

  ・ホンダに迷惑をかけるという設定でN-BOX+のプロモーションを
  行った「Honda黙認! 株式会社バーグハンバーグバーグの
  お金をもらって車を宣伝するサイト」

  ・「◯◯シェフ監修」などのブームを逆手に取った、
  「インド人完全無視カレー」とその「劣化版」の販売

  ・毎月少しだけ送られてくるパーツを10年かけて組み立てる
  auとディアゴスティーニとの共同企画「週刊スマホ作る」
  (創刊号はホームボタンのみ。次号はネジ3つのみ)

  「本書では、そんなバーグハンバーグバーグが今まで
  やってきたことや、試してきたことを振り返り、少し真面目に、
  でも役立たない事例も織り交ぜながらビジネス書っぽく
  書き綴っていこうと思います。」

ふざけているからこそ、時折見せる真面目な発言が、
グッと刺さります。

ただし、個人的に少し心配なのは、ふざけたことやギャグを
長く続けていると、それに慣れてしまい、
本当に面白いかどうかがわからなくなってしまうことです。

それまで面白かったギャグマンガが、突然パワーダウンして
つまらなくなってしまうのはそのためですね。

バーグハンバーグバーグがそうならないことを願います。

この本から何を活かすか?

  話題化させるには「ツッコませる」こと

バーグハンバーグバーグがバズる仕掛けをする場合には、
「いかにしてツッコませるか」を大事にしているそうです。

そして、人によってツッコむ場所が違うので、
温度感の異なる「ツッコまれどころ」を仕込みます。

更には、ツッコミが得意でない人をケアまで考え、
「ただポイントを復唱するだけで乗っかれるキーワード」
も用意するとよいようです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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この記事を書いた人: ikadoku
毎朝4時に起きて本を読み、13年以上ブログで紹介記事を投稿しています。北海道在住。たまに旅行で長期の休みを取ります。

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