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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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外資系コンサルの知的生産術

外資系コンサルの知的生産術 プロだけが知る「99の心得」 (光文社新書)外資系コンサルの知的生産術 プロだけが知る「99の心得」 (光文社新書)
(2015/01/15)
山口 周

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kindle版 外資系コンサルの知的生産術~プロだけが知る「99の心得」~ (光文社新書)

満足度★★★★
付箋数:25

書店のビジネス書のコーナーに行くと、コンサルタントの
方たちが書いた、論理思考や仮説思考などの本が並んでいます。

あなたは、これまでそういった種類の思考技術の本を読んで、
仕事における知的生産のクオリティは向上しましたか?

本書の著者、山口周さんは次のように予想します。

  「恐らく、ほとんどの方が “本を読んだときは、
  なるほどそういうことか、と膝を打つ思いだったのに、
  実際の仕事となるとなかなかうまく活かせていないなあ” 
  と感じているのではないでしょうか。」

なぜ、山口さんがこう予想するかというと、
そもそも「思考の技術」だけを高めても、
知的生産性は向上しないと知っているからです。

では、どうしたら知的生産性を向上させることができるのか?

  「知的生産というのは “思考の技術” そのものよりも、
   “情報をどう集めるか” とか “集めた情報をどう処理するか”
  といった “行動の技術” 、いわゆる “心得” によってこそ
  大きく左右されます。」

要は、モノの見方や考え方だけを知っていても、
実際の動き方を知らなければ、仕事では成果を出せない
ということです。

もちろん、山口さんは思考の技術そのものがムダと
言っているわけではありません。

あくまでも、具体的に手や足をどう動かすかという
行動の技術がともなってこそ、思考の技術も活かされるのです。

本書は、実際に行動するときの指針となる「99の心得」を
まとめた本です。

  第1章 知的生産の「戦略」
  第2章 インプット
  第3章 プロセッシング
  第4章 アウトプット
  第5章 知的ストックを厚くする

例えば、情報収集のための指示の出し方。

日本におけるゲーム市場の分析を行う場合を考えてみます。

この場合、ダメな典型は次のような指示です。

  ・日本のゲーム市場に関連して、なるべく沢山資料を集めておいて

この指示では、何をしたいかが明確になっていないので、
指示を出された方は、途方に暮れたり、ムダな情報収集に
奔走することになります。

情報収集に当ってのポイントは、指示は「問い」で出すこと。

この場合、次のような「問い」を与えるのが正解。

  日本のゲーム市場について、
  ・どの程度の市場規模があるのか?
  ・市場規模は拡大傾向にあるのか? または縮小しているのか?
  ・どのような市場セグメントに分けられるのか?
  ・セグメントごとの拡大/縮小トレンドはどうなっているのか?
  ・各セグメントの収益モデルは同じなのか? 違うのか?
  ・各セグメントの主要プレイヤーは誰か?
  ・彼らの強みはそれぞれ何か? 一方で不安要素は何か?

このように「問い」を出された方が、何をやればいいか明確で、
イメージが湧くので、実際に動きやすくなります。

また、この情報収集のときに、ここまでやれば及第点という
ミニマムラインを示しておくことも、指示する側に必要な
心得のようです。

この本から何を活かすか?

  よい質問を作るコツは、「紙に書き出す」こと

たったこれだけのことで、質問のクオリティが
かなり高められるそうです。

なぜなら、私たちは普段の仕事や生活の中で、
語尾をあいまいにすることなく、明確に言い切ることを
ほとんどやっていないから。

紙に書いて質問の語尾まではっきりさせることで、
その質問が論理的に正しいか確認できるようです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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