仕事の「5力」
2008年04月29日

仕事の「5力」
(2008/03/18)
白潟 敏朗 商品詳細を見る
満足度★★★
【人生・仕事の結果】=[考え方]×[熱意]×[能力]
という式を示したのは、京セラ名誉会長の稲盛和夫さんです。
本書の著者・白潟敏朗さんは、この式の要素[能力]を3つのレベル、
「マネジメントスキル」、「専門スキル」、「基本的スキル」に分けました。
更に、全ビジネスパーソンに必要な「基本的スキル」を、
「聴く力」・「考える力」・「話す力」・「書く力」・「時間力」
の5つから構成されると考えるのが、本書のコンセプトです。
この5つの力=5力(ごじから)を効率的に習得するために、
白潟さんは、20種類のシンプルな「しかけ」を
フォーマットや合言葉として、本書で紹介します。
大切だと理屈では分かっていても、いざという時に体が反応しなければ、
ビジネスでは通用しませんが、白潟さんの紹介する「しかけ」は、
そのネーミングにインパクトがあり、思い出さずにはいられません。
・あいのソナタ → あいづちの打ち方
・みつまめくん → 3つにまとめる訓練シート
・じかん上手 → 優先順位をつける時間管理シート
・マイアポもテチョ~ル → 自分1人の仕事時間確保
などなど。
まるで、小林製薬が販売する製品のネーミングを見ているようですが、
実践的に使える力として、習得するためには、
こういったすぐに思い出せる工夫が、効果を発揮することでしょう。
本書は最初から最後まで、かなりハイテンションなので、
ちょっと気恥ずかしいネーミングの「しかけ」も、
その勢いに押され、知らないうちに使ってみたくなるかもしれません。

今回はこのブログ記事を、「書く力」の章で紹介されていた、
「プリスタ」でチェックしてみました。
「プリスタ」とは、プリントからスタートの略。
つまり、文書をプリントアウトして紙上でチェックすることです。
今まで、ブログ記事を紙に印刷してチェックしたことは
ありませんでしたが、けっこう違った印象に見えました。
これで、いつもより誤字脱字が減っていることを願います。
Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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