活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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「深読み」読書術

「深読み」読書術: 人生の鉱脈は本の中にある (単行本)「深読み」読書術: 人生の鉱脈は本の中にある (単行本)
(2015/01/23)
白取 春彦

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満足度★★★
付箋数:19

  「本を読むときに感じるおもしろさとは何のことだろうか。
  もちろん、そのおもしろさは人によってちがう。
  発見するおもしろさ、気づきを得るおもしろさ、推理のおもしろさ、
  未知の国を旅するようなおもしろさ、豊かな気分になれるおもしろさ、
  知的好奇心が満たされるおもしろさ、等々。
  それらをひとまとめにすると、結局のところ読書のおもしろさの
  正体とは、 “自分の脳を動かす” ということではないのか。」

本書は、ベストセラーになった『超訳 ニーチェの言葉』で知られる、
白取春彦さんによる読書論考です。

単に知識を得るための読書術ではなく、本はいったい何を
私たちに与えてくれるのか、本を深く読むことによって、
知性や把握の力がどのようについてくるのかを論じます。

  第1章 本を読む人、読まない人の決定的な差
  第2章 人間的魅力が増し、人生が豊かになる読書
  第3章 自分を成長させてくれる本は、こうやって選ぶ
  第4章 人生の充実度がガラリと変わる「本の読み方」
  第5章 深く・大量に・早く読むための読書案内

白鳥さんが挙げる読書の効用のひとつに、「言葉を知ること」
があります。

「言葉なんかとっくの昔から知ってる」と思ったら、
それは大きな誤解だと言います。

私たちは、あらかじめ言葉を知っているから、
言葉を使ったり、本を読んだりするわけではなく、
読書を含めた言葉の経験を通して、言葉の使い方を知るのです。

もし、読書をせずに生活環境からのみ言葉を知ってしまうと、
論理がなかったり、偏向した論理が身についてしまいます。

人生を豊かにするために、本書で白鳥さんは、
どのような本を読むことを勧めているのでしょうか?

  「返答は決っている。古典を読め。これだけだ。」

古典を読んでも、新しい知識は身につかないと
心配する方もいるかもしれませんが、新しいことを知るにも、
古典を読むべきだと、白鳥さんは言います。

例えば、最新号の雑誌には、新しい題材や新しいテーマを
扱った文章が掲載されています。

しかし、それを見つめている解説者や記者の視点は、
古くてありきたりであることが多いようです。

いつも同じ角度や基準からのコメントを読んでいると、
読む側のものの見方まで陳腐になってしまう。

一方、古典と呼ばれる本は、分厚くて、退屈で、難しくて、
読みづらいというイメージがありますが、
そこには私たちが今考えていることが、遥か昔から、
もっと深く広く考えられていたことが書かれているのです。

古典に詰め込まれた濃い内容と鋭い視点こそが、
私たちのものの見方を変えるのだと白鳥さんは言います。

本書は、ノウハウや読書技術を紹介する本ではなく、
読書の本質的な意味や役割について淡々と語ります。

さすがに、哲学と宗教に関する解説や論評などを
専門とする白取さんだけあって、いわゆるハック系の読書術とは、
全く違った読書術が展開されています。

この本から何を活かすか?

白鳥さんが、10代の半ばから再読をくり返す唯一の本があります。

それは「聖書」。

聖書は西欧文化に根ざす倫理や道徳のベースになっているもの。

知識と教養のために聖書を読むのではなく、
世界の多くの知識と教養の土台を知る意味で
聖書を読むのがいいようです。

聖書を読むと他の多くの書物の背景や、
世界を動かしている多くのことが理解できるようになると
いうことなのですね。

Kindleでも様々な版の聖書が出ていますから、
私も1つダウンロードしてみることにします。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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