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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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ビジネスに効くスケッチ

ビジネスに効くスケッチ (ちくま新書)ビジネスに効くスケッチ (ちくま新書)
(2015/01/08)
山田雅夫

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満足度★★★
付箋数:18

  「洞察力を高めたいと思ったら、簡単です。
  とにかく、対象物のスケッチをはじめればよろしい。」

人は見ているようで、意外と細かな所は見ていないものです。

いつも見ているはずの自分の腕時計を思い出そうとしても、
細部まで正確に思い出せる人は少ないでしょう。

ましてや、その対象物を見ないでスケッチしようとすると、
全然描けないどころか、恐ろしい別の物体が生まれてしまいます。

だからこそ、『ナンシー関の記憶スケッチアカデミー
という傑作シリーズが世に出たのです。

普段何気なく見ている状態と、しっかりと見てスケッチ
するのでは、観察の度合いが違います。

ですから本書の著者、山田雅夫さんは、わかっているつもり
になっているモノから新たな発見をし、洞察を得るために、
スケッチすることを推奨しているのです。

  「ビジネスでは、まず商品やサービスのイメージを頭に描き、
  それを企画会議で発表したり、クライアントに説明したり、
  カタチ(成果)にしたりする必要にいつも迫られます。
  じつは、ビジネスシーンのほとんどで、 “スケッチ” は
  そうしたメッセージを正確かつ訴求力をもって伝えるための
  強力な武器になります。本書は読者の皆さんに、
  そんなスケッチのチカラを身につけていただく目的で執筆しました。」

確かに、スケッチという程のものでなくても、
ビジネスで使うフレームワークやチャートのラフが、
フリーハンドでささっと綺麗に描けるといいですね。

会議やブレインストーミングでホワイトボードに図を
スイスイ描けると、イメージの共有度も高まります。

本書は、スケッチの仕事に役立つ部分を解説します。

  第1章 スケッチはビジネスの武器になる
  第2章 スケッチ眼を養う ― 見て、強調して、省略する
  第3章 スケッチで理解する ― メモ、ノートの取り方
  第4章 プレゼン力をアップする ― 伝えるためのスケッチ術
  第5章 スケッチで考える ― 描けばアイディアが浮かぶ
  第6章 仕事スケッチ文具考 ― 機能性と機動性のバランスが大事

ビジネスでは細密で克明なスケッチをする必要はありません。

省けるところはとことん省き、特徴的なところだけを残して、
単純化して描きます。

スケッチで省くことは「見抜くチカラ」にも通じるようです。

本書では、ビジネス用スケッチの効用や方法論が、
山田さんが描いたスケッチ付きで解説されています。

風景のスケッチとビジネスで必要なスケッチは違います。

例えば単純な直方体のスケッチを描く場合でも、
「奥行き感」の出し方にその違いは現れます。

通常のスケッチなら、右上方向に奥行きがある構図の方が
魅力的になります。

しかし、ビジネス用スケッチでは、奥行きの表現などは
反映させず、少し味気ないくらいの方が、
必要な情報を盛り込むに当たり、使い勝手が良いようです。

この本から何を活かすか?

残念ながら、今まで描けなかった人が、
本書を読んだだけで、描けるようにはなりません。

自転車の説明書を読んでも、実際に練習しなければ
自転車に乗れないのと一緒ですね。

スケッチの練習本として、山田さんの次のような本も
出しています。

  『新15分スケッチ練習帖【基礎ドリル編】
  『新15分スケッチ練習帖【応用ドリル編】
  『決定版 スケッチ練習帖100
  『決定版 スケッチ練習帖100<陰影編>

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