ファシリテーターの道具箱
ファシリテーターの道具箱―組織の問題解決に使えるパワーツール49
(2008/03/14)
森 時彦/ファシリテーターの道具研究会 商品詳細を見る
満足度★★★★
本書を、「PREP法」を使って表現してみましょう。
P:Point
あなたは、本書を手にすることで、
会議に参加するメンバーからアイディアを引き出し、
チームを活性化させ、最適な解への合意を導く
ファシリテーターとしての務めを果たすことができます。
R:Reason
なぜなら、本書には、会議で活かせる実用的な「道具」が、
非常に分かりやすく、誰にでも使えるように並べられているからです。
それぞれの「道具」は見開きで、
使える場面・使い方・使用例・使い方のヒントなどが紹介され、
パッと見ただけで使い方がイメージできるイラストが添えて、
解説されています。
E:Example
「これだけは身につけたい道具」編(入門)で8個、
「シンプルに考えるための道具」編(初級)で13個、
「愉快にロジカルに進める道具」編(中級)で16個、
「実行力を高める道具」編(上級)で12個、
計49個の道具が紹介されていますが、この「PREP法」も
中級編で紹介されていた道具の一つです。
P:Point
本書の「道具」の中から、自分に合ったものを5つほどマスターすると、
実際にはかなり使えると、説明されています。
「ファシリテーション・グラフィック」や「秘伝すごい会議」と
一緒に本書を活用すると、きっと創造的な会議ができるでしょう。
慣れない私が、「PREP法」を使って書いたこの記事は、
間抜けな広告っぽい文章になってしまいましたが、
本当は、「PREP法」を使うと宣言して会議を始めると、
話す側も、聞く側もロジカルに会議に参加できるようです。 この本から何を活かすか?
「自分自身をファシリテートする」というコラムの中で、
自分が集中できない時も、「パーキングエリア」という道具が
使えると説明がありました。
「パーキングエリア」とは、本題から外れた話題が出た時に、
あらかじめ<PA>と書かれた模造紙しに、その話題を書き込んで
区切りをつけ、速やかに本題に戻る手法です。
同様に、自分自身が集中したいと時も、
<PA>と書いた大きめのポストイットを用意しておいて、
目前の仕事以外のことが、頭に浮かんだらそこにメモし、
雑念を払って、元の仕事への集中力を高めます。
私は、けっこう集中力がないので、いいかもしれません。
Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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