2008.04.24 Thu
グローバル化時代の資産運用
グローバル化時代の資産運用―ハッピーリタイアメントを目指して (現代の錬金術師シリーズ 58)
(2008/02/14)
浅川 夏樹 商品詳細を見る
満足度★★★
投資と恋愛の共通点は、何でしょう?
本書の著者、浅川夏樹さんは銀座のホステスが本業(バーを経営)ですが、
ちょっとしたプロよりも、海外での資産運用に詳しい個人投資家です。
浅川さんは本書で、「執着すると悪化する」ことが、
投資と恋愛の共通点と説明しています。
本書は、そんなホステスさんならではの話しを
織り交ぜながら説明されていますが、
非常に情報量の多い資産運用の指南書です。
基本方針は、「セクターで最も競争力のある企業に投資する」こと。
目的が海外分散投資ではなく、最強の企業に投資した結果、
地域が分散されるという考えです。
例えば、一般消費財のセクターが有望と思うなら、
花王とライオンを比較するのではなく、P&Gと比較して
最も競争力のある企業の株を買うということです。
(とは言っても、本書でメインとして扱われているのは、
個別の株ではなく、ファンドですが)
本書に掲載されている浅川さんのポートフォリオは、
・日本株25%
・先進諸国株式ファンド20%
・中国株10%
・米国株10%
・エマージングファンド10%
・ヘッジファンド10%
・その他15%(キャッシュ、国債、その他ファンド)
となっています。(2008年1月現在)
このポートフォリオの中で、実際に浅川さんが
購入しているファンドも、本書で数多く紹介されています。
ただし、その多くがオフショア口座を開設しなければ、
購入できないものなので、 これを読んで、
すぐに真似するにはハードルが高そうです。
しかし、本書には海外に口座を開設する際の英文例なども掲載され、
いろいろな情報がシッカリ調べて書かれていますから、
いい加減なプロの書く投資本よりも、海外投資に興味のある方には、
よっぽど価値がありそうです。
この本から何を活かすか?
本書は、ホステスさんになぞらえた話しがなければ、
「海外投資の専門家が書いたの?」と思えるぐらいの
情報が詰まっています。
そこで、私はこの本を読むまで浅川さんのことを
知らなかったので、主催するサイトを見てみました。
かなり本格的に海外投資について情報発信しているようです。
「銀座のホステスが・・・」という枕詞は、
ウソではないようですが、うまくそのキャッチフレーズに
乗せられた感じがします。
Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
| 投資やトレード、お金 | 09:29 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑


