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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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「お金」って、何だろう?

「お金」って、何だろう? 僕らはいつまで「円」を使い続けるのか? (光文社新書)「お金」って、何だろう? 僕らはいつまで「円」を使い続けるのか? (光文社新書)
(2014/11/13)
山形 浩生、岡田斗司夫 FREEex 他

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kindle版 「お金」って、何だろう?~僕らはいつまで「円」を使い続けるのか?~ (光文社新書)

満足度★★★
付箋数:18

本書は岡田斗司夫さんの「賢い人に無茶な質問をしてみよう」
シリーズの第6弾。

本書の「あとがき」を読むまで知りまあせんでしたが、
過去に当ブログで紹介した本も、このシリーズに
含まれているようです。

  第4弾 内田樹さんとの対談『評価と贈与の経済学
  第5弾 堀江貴文さんとの対談『ホリエモンとオタキングが、

さて、本書では経済学の本を多く翻訳する山形浩生さんに、
岡田さんが「経済とお金」について質問した本。

お2人が対話を通じて、「お金とは、一体、何なのか?」
その本質を解き明かします。

山形さんと言えば、ポール・クルーグマンさんの本をはじめ、
かなりクセのある原書の翻訳で定評がある方です。

そんな山形さんが、独特の世界観を持つ岡田さんの質問に
どう答えるかが、本書の一つの見どころです。

また、山形さんがどういう考えを持った方なのか、
今まで「訳者解説」のページでしかわかりませんでしたが、
本書では山形さん個人の考えもよく伝わってきます。

  第1章 どうして僕らは「円」を使うのか?
  第2章 政府や銀行のお仕事
  第3章 「評価」は「貨幣」の代わりに使えるか?
  第4章 評価経済が本当に回るか実験してみる
  第5章 格差の本質
  第6章 自由時間経済学への序曲

途中までは、岡田さんも意外と普通の経済について、
質問しています。

  「金利! ついにこれを聞かなければいけないときが
  やってきました。ニュースでは、金利を下げるとか上げるとか
  よく言ってますけど、どうやって金利なんてものを
  ちょうせいしているんでしょう?」

こういった普通の質問については、山形さんもそれほど答えに
窮することなく、概要を説明しています。

しかし、次第に既存の経済学やお金の話から離れ、
岡田さんが予てから主張する「評価経済学」の話に
入っていきます。

だんだんお金そのものではなく、その背後にある
人間同士の価値のやりとりについての話になっていく。

後半は山形さんに質問に答えてもらうというより、
岡田さんの考えを肯定してもらう場となっている感じです。

  「国家 100兆ドル紙幣 経済政策 AKB48 叶恭子
  ビジュアル系バンド 戦争 非モテ
  これら多様な雑多なモノやコトに関して、
  とにかく山形さんに聞きまくる。
  すると、なにがすごいかって山形さん、ぜんぶに答えてくれる!
  それでもわからない問題は、2人で
   “じゃあ、こっちのアナロジー考えてみよう” とか
  突破口を探しながら話しました。
  そういう “問題がわからないときの考え方” コミで
  ぜんぶ出しちゃったのが本書です。」

この本から何を活かすか?

本書で山形さんが紹介していた「死刑囚のパラドックス」は、
「抜き打ちテストのパラドックス」とも呼ばれているものですね。

あるクラスで教師が、学生たちに予告しました。

来週の月曜日から金曜日までのいずれかの日にテストを行う。
テストがいつ行われるかは、事前にはわからない。

これを聞いて学生たちは考えました。

もし木曜まで、テストが行われなければ、金曜にテストが
行われることになり、テスト日がわかってしまうのでダメ。

同じように、水曜までテストがないと、金曜はダメだから、
必然的に木曜とわかってしまうので、これもダメ。

同じ理屈で考えていくと、水、火、月も結局ダメ。

つまり、いずれの日も抜き打ちテストができないという
結論に学生たちは達しました。

しかし、教師は木曜日にテストを実施しようとします。

学生たちは、「約束が違う! 事前にテスト日がわからないように
テストを実施することはできない」と言って、理屈を説明しました。

すると教師は次のように言ってテストを実施しました。

「つまり、テスト日は事前にわからなかったということだな。」

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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