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打ち合わせの天才

打ち合わせの天才 (光文社新書)打ち合わせの天才 (光文社新書)
(2014/10/15)
野地 秩嘉

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kindle版 打ち合わせの天才 (光文社新書)

満足度★★★
付箋数:18

「打ち合わせ」は、大きく分けると2種類あります。

それは、「社内」の打ち合わせと、「社外」の打ち合わせ。

本書が扱っているのは、「社外」の人間との打ち合わせで、
営業のチャンスとなる戦略的なものです。

ですから本書には、情報共有したり意思決定するための
社内の会議術のような内容は含んでいません。

著者はノンフィクション作家の野地秩嘉さん。

これまで野地さんが、様々な業界の現場に足を運び、
多くの取材を重ねてきた経験から、外部の人との
コミュニケーション術が披露されています。

社外の人間と打ち合わせする目的は次の3つです。

1つ目は、まず「相手を知る」こと。

書類には書いていないようなディテール、電話やメールでは
聞きにくいことなど、相手先の事情や考えていることを
知ることが大切な目的です。

打ち合わせを、こちらの主張を押し付ける機会に
してはいけません。

あくまで、相手から学ぶ機会にするということです。

2つ目の目的は、「友人を作ること」。

例えば、相手先に示したプランが通らなかったとしても、
「またよろしくお願いします」と言って、その後も連絡し、
何らかの用事を作って打ち合わせをして友人を作ります。

これはひとつの人脈術。

さまざまな会社に友人がいる方が、何かにつけて、
仕事には役に立つものです。

3つ目の目的は、「自分の姿勢を正すこと」。

他人とのコミュニケーションにおいて、相手にどう思われるかが
気になる人がいます。

しかし、大切なのは相手が好きな自分を目指すことではなく、
誰に対しても変わらない態度でいられる自分になることです。

ですから、打ち合わせにおいては、それに臨む自分の姿勢や
態度がどうあるかが問われるのです。

また、打ち合わは時間帯によってもアプローチが異なります。

「昼の打ち合わせ」は、主にオフィスで行われます。

ここで勝負になるのは「雑談力」。

雑談というと、「何か喋らなきゃ」と身構える方もいますが、
雑談で大切なのは、自分がしゃべることではなく、
相手の話を興味を持って聞くことにあります。

自分の語りをしてはいけません。

そして雑談に用意すべきなのは、「へえ、そうなんですか」と
相槌が帰ってくるような、関心をひきつける情報です。

これを野地さんは「セクシーな情報」と表現していますが、
仕入れおくと雑談の大きな武器になりますね。

一方、「夜の打ち合わせ」は多くの場合会食を伴います。

会食をともにする打ち合わせでは、誘って良い相手、
誘わない方がいい相手をしっかりと見極める必要があります。

店選びも一つの大きなポイント。

最適な店を選ぶには、事前に相手の好みや、アルコールを
たしなむかどうか、その週はどんな食事をしているか
などの情報を、あらかじめ入手しておくべきです。

本書では、まるまる一つの章(約50ページ)を使って、
「店選びのコツ」が紹介されています。

この辺りは、私が想像していた「打ち合わせ」の本の内容とは
違っていましたが、これはこれで興味深い内容でした。

この本から何を活かすか?

  本当の「もてなし」は、帰りのあいさつ

  「実のところ、人の心に残るのは打ち合わせの際の話の内容よりも、
  (別れ際に)きちんと頭を下げている姿勢なのである。」

見送る側の礼儀、見送られる側の礼儀、帰り道が同じ方向だった
場合の対処法などが本書では解説されています。

常識的なマナーなのかもしれませんが、
私は、このパートを改めて読んで、結構、勉強になりました。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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