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コンテキストの時代

コンテキストの時代―ウェアラブルがもたらす次の10年コンテキストの時代―ウェアラブルがもたらす次の10年
(2014/09/20)
ロバート・スコーブル、シェル・イスラエル 他

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kindle版 コンテキストの時代 ウェアラブルがもたらす次の10年

満足度★★★
付箋数:22

ブログスフィア アメリカ企業を変えた100人のブロガーたち
で話題になったベテラン・テクノロジー・ジャーナリスト、
ロバート・スコーブルさんとシェル・イスラエルさんの最新作。

今回のテーマは、「コンテキスト・コンピューティング」。

コンテキスト(context)とは、一般に「文脈」とか「背景」と
訳される言葉です。

コンテキスト・コンピューティングは、コンピュータが、
ユーザーが今置かれている状況を把握し、今どんな情報を知りたいか、
これからどんな情報が必要となるかを予測し、情報提供する技術。

わかりやすい例で言うと、「Google Now」のような、
パーソナルアシスタントのサービスです。

Google Nowは、スマートフォンにアプリをインストールしておくと、
一日の生活の中で必要な情報が、尋ねる前に自動的に表示される、
まさに欲しい情報をちょうどいいタイミングで提供するサービス。

本書では、「5つのフォース」がコンテキストの未来を
支えると指摘します。

スター・ウオーズに登場した神秘的な力「フォース」
という言葉を敢えて使っているのが印象的でした。

  「 “5つのフォース” は消費者、観客、旅行者、患者の体験を
  変えつつある。大小あらゆる規模のビジネスのやり方を
  変えつつあることは言うまでもない。
  その5つの力、モバイル、ソーシャルメディア、ビッグデータ、
  センサー、位置情報に関するテクノロジーは、ビジネス的にも
  臨界点を迎えつつある。急速な普及が価格を引き下げ、
  それがさらに普及を加速するという前向きの循環が始まっている。」

本書では、実際に使われている、あるいは試験中の
先端的なコンテキスト・コンピューティングの事例を数多く紹介。

  ・アメリカンフットボールの試合会場での販売予測
  ・ディズニーのマジックバンド
  ・グーグルの自動運転車での予測機能
  ・IBMの予測犯罪システム
  ・センサーで飲み忘れをなくす薬
  ・ニーズを分析して絞り込むピンポイント・マーケティング

多くの事例から帰納法的に未来を予測している本書の様は、
ちょうどコンテキスト・コンピューティングが
ユーザーの位置情報などを把握し、必要な情報を予測して
提供しているのに似ています。

本書では、こからどういったコンテキストの時代が来るかを
深い洞察を交えてわかりやすく解説しています。

この本から何を活かすか?

コンテキスト・コンピューティングはウェアラブル化と
密接に関係しています。

本書でコンテキスト・コンピューティングを代表する製品として、
かなりのページを割いて紹介されているのが、「グーグルグラス」です。

グーグルグラスは、センサー、カメラ、マイク、網膜に情報を
投影するためのプロジェクターとプリズムを内蔵した
メガネ型のウェアラブル・コンピュータです。

本書ではグーグルグラスの使用感もレポートされていました。

  「イスラエルはスコーブルのグーグルグラスを借りて
  60秒ほど試してみた。するとそれまでの懸念は消し飛んだ。
  イスラエルも即刻、グーグルグラスが欲しくなった。
  毎日着用するかどうかはともかく、イスラエルもグラスに
  独特の利点が数多くあることを認めた。グーグルグラスのような
  デバイスが新しいコミュニケーション手段、新しい情報への
  アクセス手段を提供し、ユーザーの生産性を高めるであろうことは、
  1分足らずの使用でさえ明らかだった。もうひとつイスラエルが
  気づいたのは、グラスが使って楽しいということだった。
  デバイスの楽しさはおうおうにして見過ごされがちだが、
  ビジネスとして成功するかどうかに大きく影響する要素だ。」

APPLE WATCH(iWatch)」と比較されるグーグルグラスですが、
楽しさの面ではグーグルグラスが優っているのかもしれません。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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