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非言語表現の威力

非言語表現の威力 パフォーマンス学実践講義 (講談社現代新書)非言語表現の威力 パフォーマンス学実践講義 (講談社現代新書)
(2014/07/18)
佐藤 綾子

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kindle版 非言語表現の威力 パフォーマンス学実践講義 (講談社現代新書)

満足度★★★
付箋数:22

本書の著者、佐藤綾子さんは、これまでテレビ等で
政治家や経営者らのさまざまな会見や発表を見て、
その人の嘘を見抜き、「人間嘘発見器」などと呼ばれてきました。

佐藤さんは、一体、どこを見て嘘を見破っているのでしょうか?

見ているポイントは大きく3つあります。

1つ目は、表情のズレ。

その表情が表している感情と動作や声の調子のズレを見ます。

表情が自信満々なのに声が震えていたり、逆に言葉は自信満々
なのに目線が左右に泳いでいたり、まばたきが増えるなどの点に
注目しています。

2つ目は、顔の上下の感情のズレ。

口の周りでは相手を歓迎するようなスマイルを浮かべていても
目にはまったく感情が表れていない場合など。

つくり笑いなどがその代表ですが、楽しさとして表出している
感情は嘘ということになります。

3つ目は、顔の上半分と下半分の筋肉の動き出す速さのズレ。

時間差は0.1秒から0.5秒とほんの僅かなので、
表情分析の訓練をしていないと読み取ることはできませんが、
まず口の筋肉が動き出し、少し遅れて目の周りの筋肉が
動き出すことがあるそうです。

これは、まず口で笑いを表現してから、
あとから意識的に目尻を下げたということになります。

ここまで詳しい読み取りは、その道のプロでないと
難しい面もありますが、私たちは一瞬見ただけで
「この人、信用できなさそう」などと感じ取るものです。

そして意外とその判断は正しい。

人は言葉以外でも様々なメッセージを伝えています。

本書は人の表情を読み取って、嘘を見抜くための本ではなく、
非言語表現を理解し、最高の自己表現を身につけるための本です。

これを「パフォーマンス学」と言います。

  「表現されない実力は、ないも同じだ」

これがパフォーマンス学の根幹にある考えです。

パフォーマンス学は、政治・ビジネス・教育・医療の
4つの分野にまたがり研究されてきた比較的新しい分野の学問。

これらの中で、最も注目され資金も投入されるのが
「政治」のパフォーマンス学領域なので、
本書でも安部首相や小泉進次郎議員、そしてオバマ大統領などの
実例が多く採り上げられています。

  第1章 人は意図的に自己表現せずにはいられない
     ― 自己表現の基本的仕組み
  第2章 世界のスタンダード「LEP理論」
     ― 相手に応じて最適な伝え方を選ぶ
  第3章 言葉よりも雄弁な非言語表現
     ― 本当の仕組みと上手な使い方
  第4章 自分の気持ちを言葉で伝える実践編
     ― 自己紹介からスピーチ、プレゼン、交渉まで
  第5章 上手に会話を続ける
     ― 会話の目的別フィードバック

佐藤さんは、身振りや手振り、声のトーンやアイコンタクト、
表情や姿勢といった非言語表現を使って、一瞬で相手を惹きつけ、
効果的に伝えるコツを伝えます。

  「本書は、私のパフォーマンス学・35年間の結晶であり、
  より自己表現のことをよく知り、 “自分の見せ方、伝え方” に
  磨きをかけたい人々への心からのプレゼントでありたいと
  願っています。」

この本から何を活かすか?

本書で紹介される「LEP理論」とは、古代ギリシャ時代から続く
欧米のプレゼンの流儀を指します。

「L」は、ロゴス(理論)を使っての説得。
「E」は、エトス(人格的信用)を表します。
「P」は、パトス(感情)で、聞き手の感情へのアピールです。

2020年オリンピック招致における日本の最終プレゼンは、
LEPがバランス良く組み立てられたお手本として解説されていました。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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| コミュニケーション | 06:45 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

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| | 2014/10/23 00:25 | |















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