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ikadoku

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ジョージ・ソロス投資と慈善の哲学

2008年04月17日
人生論・生き方・人物・哲学 0
ジョージ・ソロス投資と慈善の哲学 (NHK未来への提言)
ジョージ・ソロス投資と慈善の哲学 (NHK未来への提言)
(2008/01)
ジョージ・ソロス、山本 正 他 商品詳細を見る

満足度★★

  「私たちは皆、誤りを犯す存在であり、
  世界に対する私たちの誤解が実は世界を形成している」

この“自分は間違っているかもしれない”という、自己批判の精神が
ジョージ・ソロスさんが金融市場で成功した理由だと述べられています。

ソロスさんといえば、“イングランド銀行を潰した男”
として有名なヘッジファンドの帝王ですが、
もう一つ、慈善活動家としての顔を持つことでも知られています。

本書は、NHK・BS1のテレビ番組「未来への提言」に
ソロスさんが出演した回のインタビューの内容を、
文章に起こして編集したものです。

私は、この番組を知りませんでしたが、
不定期で2年くらいやっているんですね。

さて、本書はNHKのインタビューですから、
投資家としてのソロスさんには、あまり触れられず、
主に慈善活動家としての活動に焦点を当てています。

インタビューは、ソロスさんの生い立ちの話しに始まり、
ポッパー哲学、慈善事業財団の活動、エイズとの闘い、
そして世界平和の実現にまで話しが及びます。

後半は、2006年にソロスさんが出版した
世界秩序の崩壊 「自分さえよければ社会」への警鐘』を元に
語られていて、行き過ぎた市場主義やブッシュ政権への
批判が多くなっています。

私は番組を見ていないので、単なる推測ですが、
やはりオリジナルのテレビ番組として見た方が、
本で読むより、空気感が伝わり良いような気がしました。

この本から何を活かすか?

そこで、NHKでは再放送の予定もないようなので、
ネット上でソロスさんのインタビューを探してみました。



これも、『世界秩序の崩壊 「自分さえよければ社会」への警鐘』が
出版された後のインタビューのようです。
インタビュアーは、GoogleのCEOエリック・シュミットさん。

1時間以上ありますが、時間を作って見てみようと思います。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.   
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この記事を書いた人: ikadoku
毎朝4時に起きて本を読み、13年以上ブログで紹介記事を投稿しています。北海道在住。たまに旅行で長期の休みを取ります。

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