「ネイティブ発音」科学的上達法
![]() | 「ネイティブ発音」科学的上達法 おどろきのストレッチ式発声術 (ブルーバックス) (2014/09/19) 藤田 佳信 商品詳細を見る kindle版 「ネイティブ発音」科学的上達法 おどろきのストレッチ式発声術 (ブルーバックス) |
満足度★★★
付箋数:16
ネイティブのように英語を発音するなんて無理・・・
あなたは、英語の発音を諦めていませんか?
帰国子女でもなければ、留学の経験もなし。
日本にいながら、ネイティブ並みの発音を身につけるには、
発音トレーニングに気の遠くなるような時間を
かけなければならない。
最近は英語を母国語としない人グロービッシュが流行りだし、
文脈がしっかりしていれば、多少発音が悪くても通じるだろう。
このように考えている人も多いかもしれません。
しかし、もし、それほど時間をかけずに、ネイティブのような
発音が身につけられるのなら、やってみる価値があると
思いませんか?
本書は、ストレッチで口の筋肉を鍛えて、
ネイティブのような発音を出せるように訓練する本です。
「本書には、日本語式発音から大脱出し、カタカナ・イングリッシュ
にさよならする方法が書かれています。
すなわち、どうすればあなたの声が、ネイティブ・スピーカーの
ように英語らしく響くのか、そのための “コツのコツ” を
お教えします。」
著者は、京都府立医科大学准教授の藤田佳信さん。
藤田さんは、音声学・音韻論の英語学習への応用をテーマに、
科学的側面からネイティブの口筋肉の動きを分析し、
独自の「ストレッチ式発声法」を開発しました。
どれくらいの期間で、ネイティブのような発音ができるように
なるかというと、その期間はわずか「3ヶ月」。
藤田さんは、毎年大学1年生を対象にストレッチ式発声法の
授業を行っていますが、3ヶ月の終わり頃には、
受講生の90%が英語らしい声を出せるようになるそうです。
やっているのは、週1回90分の授業と、
1日15分間ペーパーバックを音読する課題だけ。
学期の終わりには、自分が出す英語の音声に
感動する学生も少なからずいるそうです。
そもそも、なぜ私たち日本人が発音する英語と、
ネイティブが発音する英語では、こうも違うかというと、
使っている顔の筋肉が違うから。
だから、日本語を話すときにはほとんど使わない筋肉を
ストレッチして鍛える必要があるのです。
ストレッチ式発声法では、基準となる強い母音をつくるために、
発音に必要な筋肉を大げさに働かせます。
トレーニングの中心は「i:」、「u:」、「a:」の3つの母音。
まずはこれらの基準母音を徹底的に筋トレして、
それ以外の発音に関係する筋肉の活動範囲を広げていきます。
藤田さんは、「どうすれば英語の聞き取りができるように
なりますか?」と訊かれることがあるそうです。
そういう場合、ほとんどの質問者は「聴く」と「話す」は
別のことだと考えているそうですが、藤田さんは、
聴きとるためには、話すことが大切であると説明します。
「自分自身がつくれない音声は、聴きとることができない。」
約3ヶ月間の、地道な努力は必要ですが、
一度筋肉の使い方を覚えたら、一生ものです。
意を決して、トレーニングしてみる価値はありそうです。

本書は発音の練習方法を解説する本ですが、
文字やイラストだけで、発音をマネするのは、
ちょっとツライところがあります。
そこで本書には、トレーニング動画を用意した特設サイトが
解説されています。
各画像をクリックすると、YouTubeへ飛び、
実際の口周りの筋肉の動きと、発音を確認することができます。
1本の動画は30秒程度の長さです。
Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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