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ビジネスを動かす情報の錬金術

ビジネスを動かす情報の錬金術ビジネスを動かす情報の錬金術
(2014/08/12)
森川 富昭

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満足度★★★★
付箋数:23

  「これからのビジネスリーダーやイノベーターは、
  誰もがデータサイエンティストの素養を身につける必要が
  あるのです。データを読めて、生かせることがビジネスの
  前提になりつつある今、データサイエンティストの
  スキルこそが、リーダーやイノベーターの本質と、
  非常に深く関わってきているのです。」

では、データサイエンティストの素養を身につけるためには、
データ分析や統計学の入門書で学べばいいのでしょうか?

もちろん、それも必要なことです。

しかし、それだけでは実際にビジネスでデータをどのように
分析していくかがイメージできないものです。

本書は、物語の中でデータサイエンティスト達が、
何を考え、どう行動するかを追体験しながら、
データ分析していく過程をイメージできる本です。

データ分析の基本、記述統計、主成分分析、
更には組織の動かし方までが、本書でわかるようになります。

著者は慶應義塾大学大学院で准教授の森川富昭さん。

森川さんは、SFC研究所データビジネス創造・ラボを主宰し、
学生達をデータサイエンティストへ育てています。

本書の舞台は「SHOEMAKERS」という国産の靴ブランド。

そのブランドの店舗マネージャーを務める大島周司は、
都内の24時間営業のカフェで、偶然、3人の学生を見かけます。

その学生たちの議論を聞いていると、
何の変哲もない無意味に見える膨大なデータを分析し、
意味のある結論を導き出していることがわかりました。

周司の目には、その様子はが情報の錬金術師のように映りました。

彼らは、データビジネス創造・ラボに所属し、
データサイエンスを学ぶ学生でした。

周司はその学生たちに声を掛け、雇われ探偵とし
データ分析を依頼します。

学生側は、周司の会社のデータに興味を持ったので、
会社のデータを自由に使えることと、分析結果を自分たちの
研究成果として発表させてもらうことを交換条件に
依頼を引き受けます。

全てのデータに総当りするという地道な作業を行い、
今起こっている実像をとらえ、のっぺりしていたデータを
意味のある情報に変えていくのがデータサイエンティスト。

その変貌の過程をストーリーで追うことができます。

  CHART1 情報の錬金術を探して
  CHART2 データが雄弁に語るとき
  CHART3 データを読み解く「目」
  CHART4 革命はスモール・スタート
  CHART5 スモール・スタートからビッグ・ゴールへ

森川さんは、ストーリーの中では森教授として登場し、
各章の終わりには、ディレクターズ・ボイスとして、
ストーリーの内容を踏まえた解説を入れています。

  ・素人とデータサイエンティストのデータの読み方は、
  そもそも何がちがうのか

  ・データサイエンスで社内に革命をもたらすためには、
  どんな動き方をすればいいのか

  ・データ分析を行いたいが、どんなソフトウェアを
  使って取り組めばいいのか

本書を読むとこれらのことが、理解できるようになります。

この本から何を活かすか?

本書で登場するのは「Tableau(タブロー)」という
分析ツール。

データのビジュアル化に優れ、実際に森川さんのラボでも
使っているツールです。

大量のデータを読み込ませてもサクサク動き、
コマンド1つで統計分析ができ、簡単にビジュアル化できるので、
相関関係が見つけやすいそうです。

無料トライアルは2週間で、個人で購入する場合は
Personal Editionで$999.00 per userです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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