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戦略の教室

古代から現代まで2時間で学ぶ 戦略の教室---生き抜くための勝利の全法則古代から現代まで2時間で学ぶ 戦略の教室---生き抜くための勝利の全法則
(2014/08/29)
鈴木 博毅

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満足度★★★
付箋数:23

著者の鈴木博毅さんから献本いただきました。ありがとうございます。

  「本書は、孫子からナポレオン、ポーター、ドラッカー、
  コトラー、クリステンセンまで、人類3000年の歴史で培われた
  主要戦略、戦略コンセプトのエッセンスを一気通貫で
  読むことができます。
  1つの戦略ではなく、戦略を歴史として俯瞰することは、転換点を
  見抜く力につながります。3000年におよぶ戦略を学ぶことは、
  懐古主義ではなく、目の前を遮る壁を打破し、未来を築き上げる
  発想を過去から学び、現代に最大限活かすためです。」

本書に集められたのは、実際の戦争で使われた軍事戦略から、
今もなお世界中の企業で使われている経営戦略まで。

人類が3000年の歴史の中で生み出した、傑出した30の戦略を
選び抜き、そのコンセプトやポイントをまとめています。

まさに、人類の叡智の集積とも言うべき戦略集。

これらの戦略を知らずしてビジネスを行うのは、
飛行機や車が使われる時代に、すべての行程を飛脚だけで
荷物を運ぶようなものです。

ビジネスシーンで直面するまざまな問題を解決し、
競合の中で生き残っていくためには、
過去に人類が培ってきた戦略を使わない手はありません。

それでは、紀元前に使われていたような軍事戦略が、
私たちが置かれる現代のビジネス環境の中でも、
本当に使うことができるのでしょうか?

戦争でも企業経営でも、突き詰めると、
戦っているのは人間です。

人間同士の戦いの本質は今も昔も変わりません。

ですから3000年前に作られた戦略のエッセンスは、
今もなお有効に機能するのです。

その証拠となる代表が、「孫子」です。

ビル・ゲイツさん、孫正義さん、松下幸之助さんなど、
名だたる経営者が愛読したことで知られる戦略書。

これは古代中国、紀元前500年ごろの春秋時代の呉国の将軍で、
天才的軍略家の孫武さんが著した全13編の本です。

史上最強の戦略書とも言われていますね。

本書では孫子の中で特に有名な4つの指摘を紹介しています。

  1. 目的は勝利であって戦いではない
  2. 百戦百勝するのは善の膳なるものにあらず
  3. 敵を知り己を知れば百戦危うからず
  4. まず勝ちてのち戦う

孫子の究極のポイントは、戦わずして勝つこと。

相手が一番嫌がる戦略を選び、戦う前に勝負を決めることが、
最上の勝利であるという教えです。

本書は、こういった戦略が実際のビジネスで
活用されている事例も紹介してます。

30の戦略はそれぞれ8ページ前後で解説され、
全体を通しても、本当に2時間程度で学べるのが有り難い。

難しい戦略コンセプトも理解しやすい言葉で説明され、
豊富な図解は更に理解を助けてくれます。

個別の戦略を深く学ぶ前のオリエンテーションとして、
戦略全体を見渡すこともできますし、
教養として、知っておくべき知識を身につけるにも最適な一冊です。

この本から何を活かすか?

個人的には本書で紹介されていた戦略の中から、
リデル・ハートさんの「戦略論」をもう少し深く学ぼうと思いました。

ハートさんは、第一次世界大戦時のイギリス陸軍の士官で、
「間接的アプローチ戦略」を提唱しました。

  「間接的アプローチとは、敵が十分備えている正面への
  攻撃を避け、備えの薄い部分を攻撃する、
  あるいは間接的に相手を無力化する方法を選ぶこと」

この戦略も孫子の影響を受けているようですね。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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| 経営・戦略 | 06:57 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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