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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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論理で人をだます法

論理で人をだます法
論理で人をだます法
(2006/02/07)
ロバート・J・グーラ 商品詳細を見る

満足度★★★

 妻  「あなた、全然私の目を見て話さなくなったわね」

 夫  「サン・テグジュペリが言っている。
    “愛する― それはお互いに見つめあうことではなく、
    一緒に同じ方向を見つめることだ”と」

これは、本書の「はぐらかし」のテクニックを解説する章の
冒頭に書かれてている例文です。

これが、本書のイラストを担当した千野エーさんの
扉絵と相まって、なんとも言えない雰囲気を醸しだしています。

本書は、まちがった考え方を繰り出すいろいろな手口を
指摘し、分類し、その考え方を説明する本です。

手口をノウハウ化している訳ではないので、
本書を読んでも、だます方法を身につけることはできませんが、
インチキ論理のパターン集として、全部で150以上の例文が
掲載されているので、よく使われている「どこかおかしいと感じる論理」を
本書で参照することができます。

また、本書で特徴的なのは、著者のロバート・J・グーラさんに対し、
訳者の山形浩生さんが、手放しに賞賛していない点です。

文中で、山形さんはグーラさんの考えに反論する訳注を
付けるのに止まらず、「訳者あとがき」では次のように書いています。

  「本書の著者は、本書の著者だという以外にこれといって
  特筆すべき人物ではない。また本書に書かれた内容も、
  著者の独創はまったくないと言っていい。」

もちろん、本書の網羅性など良い部分はしっかり褒めていますが、
ここまで訳者が著者に対し書いている本も珍しいでしょう。

余談ですが、Amazonでの本書の著者名の表記は
ロバート・A・グーラさんとなっていますが、
正しくは、ロバート・J・グーラさんです。 

この本から何を活かすか?

本書を読むと、普段、私自身が使っている言い回しや、
書いている文章にも、意図しないインチキ論理が多く含まれている
ことが良く分かりました。

どうやら、私は本書の第5章の「無関係な話を持ち出す」手口を
使いがちのようです。気をつけなくては・・・

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.   
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