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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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自分でやさしく殖やせる 「確定拠出年金」最良の運用術

自分でやさしく殖やせる 「確定拠出年金」最良の運用術自分でやさしく殖やせる 「確定拠出年金」最良の運用術
(2014/05/22)
岡本 和久

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満足度★★★★
付箋数:25

日本実業出版社の細野さんから献本いただきました。
ありがとうございます。

本書は世界最大級の年金運用会社、
バークレイズ・グローバル・インベスターズ日本法人の元社長、
岡本和久さんが、年金運用で培ったノウハウを
個人の資産運用にアレンジした方法を紹介する本。

タイトルの通り、非課税制度のメリットがある、
「確定拠出年金」を使っての資産運用がメインとなります。

確定拠出年金は、個人型と企業型がありますが、
毎月の拠出額に上限が決められています。

なぜなら、すべての人が加入できるわけではないので、
圧倒的に有利な優遇措置を無制限に使われると、
不公平になってしまうからです。

現金化に制限があるなど、デメリットもありますが、
税制面では最近話題のNISAよりも有利ですから、
加入できる人は、使わない手はありません。

また、本書では確定拠出年金を自分で運用し始める前に
知っておきたい「投資の基本」が解説されています。

実は、私がこういった投資の本の、
良し悪しを判断する、一つの基準があります。

それは、「ドルコスト平均法のデメリット」を
説明しているかどうかです。

投資の基本を説明する本では、必ずインデックスファンドの
購入がススメられます。

その時の買い付け方法として、登場するのが、
定時定額買付法であるドルコスト平均法です。

私は、ドルコスト平均法の効果を否定しませが、
それがあたかも万能のような説明をしていたり、
デメリットを一切説明していない本は信用しません。

どんな投資法も万能ではなく、有効に機能する場合もあれば、
機能しない場合もあるからです。

本書では、ドルコスト平均法のデメリットも
しっかり説明されています。

しかも、それを応用した「バリュー平均法」まで紹介されています。

本書のメイントピックは、このバリュー平均法の解説と
言っていいかもしれません。

  「最強の “バリュー平均法” でより効率的な積立投資をしよう」

本書は6章構成で、全体的に守りの資産運用本ですが、
バリュー平均法を紹介している第5章だけは異質で、
攻めの資産運用という雰囲気があります。

正直、この章だけでも読む価値は十分にある本です。

この本から何を活かすか?

バリュー平均法とは、1991年に米国の
マイケル・エデルソン博士が発表した積立投資法。

ドルコスト平均法のように毎月、同じ金額を自動的に
投資するのではなく、マーケットの変動に合わせて
時には売却も交えて積立を行う方法です。

いくら最強の投資法といっても、当然、弱点はありますから、
まずはデメリットを説明します。

1つは、長期にわたって下落を続ける場合には、
毎回の投資金額が増加するので、積立可能な資金の限界がくる
可能性があること。

もう1つは、ほとんど手のかからないドルコスト平均法と比べて、
手法は決まっていても、自分で計算して発注するので、
多少、手間がかかること。

この2点のデメリットを除くと、ドルコスト平均法より、
高い投資効果が得られます。

時価残高が予め決められた金額(バリュー経路)になるよう、
定期的に資金を投入することで、価格の安い時には
ドルコスト平均法よりさらに多く、価格の高い時には
ドルコスト平均法よりさに少なく買うことになります。

また、相場が急騰して時価残高がバリュー経路を
上回った場合は、超過分の「売り」も行います。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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