活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

PREV | PAGE-SELECT | NEXT


≫ EDIT

センスは知識からはじまる

センスは知識からはじまるセンスは知識からはじまる
(2014/04/18)
水野 学

商品詳細を見る

満足度★★★★
付箋数:26

ファッションセンス、バッティングセンス、経営センス・・・

世の中には、いろいろなセンスが存在します。

「センスがある」とか「センスがいい」という言い方をしますが、
センスとは、一体、何なのでしょうか?

NTTドコモの「iD」や熊本県公式キャラクター「くまモン」で
知られる、日本を代表するクリエイティブディレクター、
水野学さんは、センスを次のように定義します。

  「センスのよさとは、数値化できない事象のよし悪しを判断し、
  最適化する能力である。」

この数値化できないというところが、センスが特別な人だけに
備わっているものと誤解される原因のようです。

それでは、センスがよくなるには、どうしたら良いのでしょうか?

  「センスがいい商品をつくるには、 “普通” という感覚が
  ことのほか大切です。それどころか、普通こそ、
   “センスのいい/悪い” を測ることができる唯一の道具なのです」

水野さんが言う「普通」とは、大多数の意見を知っていることや、
常識的であることではありません。

「いいもの」と「悪いもの」の両方を知り、
その「一番真ん中」がわかるということです。

では、どうしたら普通を知ることができるのでしょうか?

  「普通を知る唯一の方法は、知識を得ることです。
  センスとは知識の集積である。これが僕の考えです。」

ですから、センスを磨くには、まず過去に存在していた
「知識」を身につけることが必要不可欠なのです。

「あっと驚かない」普通を知り、
そのうえで、「あっと驚くアウトプット」を目指します。

蓄えた知識にもとづいて予測することが、
数値化できないセンスとなる。

そこで本書では、効率的に知識を増やす3段階のアプローチが
紹介されています。

  1. まず、王道から解いていく
  2. 次に、今、流行しているものを知る
  3. 最後に、「共通項」や「一定のルール」がないかを考えてみる

また、知識を蓄えることに加えて、センスを磨く際に、
もう一つ、水野さんが重要視しているのが「客観性」を持つこと。

思い込みや主観による情報をいくら集めても、
センスはよくならないのです。

例えば、今流行りのファッションについて情報を得ても、
自分の体型や個性、雰囲気を考慮して、
どの服が自分にふさわしいかという客観性がなければ、
オシャレに見えないということ。

  「センスに自信がない人は、自分が、実はいかに情報を
  集めていないか、自分が持っている客観情報がいかに少ないかを、
  まず自覚しましょう。いくら瞬時に物事を最適化できる人が
  いたとしても、その人のセンスは感覚ではなく、
  膨大な知識の集積なのです。
  センスとはつまり、研鑽によって誰でも手にできる能力と言えます。
  決して生まれつきの才能ではないのです。」

これからは、企業も個人も「センスのよさ」が求められる時代。

私のようなセンスを諦めていた人にとっても、
本書の知識を増やしてセンスを磨く方法論は、
一縷の希望となります。

この本から何を活かすか?

服選びはパッケージデザインのクリエイティブディレクションと同じ。

私は、服選びに関しても、まったくセンスがないので、
本書の思考プロセスを参考にしたいと思います。

  1. ターゲットの表面的な「特性」を正確に把握する
  2. ターゲットの内面的な「特性」を把握する
  3. 最適化の条件を設定する
  4. 最適化に向けた機能を設定していく
  5. 時代環境を考えて調整する

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
関連記事

このエントリーをはてなブックマークに追加

| 問題解決・ロジカルシンキング・思考法 | 06:31 | comments:0 | trackbacks:1 | TOP↑

COMMENT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://ikadoku.blog76.fc2.com/tb.php/2123-b52cf40f

TRACKBACK

センスは知識からはじまる

センスは知識からはじまる 著者  水野学 「くまモン」アートディレクションなどで話題の、 日本を代表するデザイナー発「センスの教科書」。 センスは生まれついたものではなく、あらゆる分野の知識を蓄積することで向上することを説く。 顧客の嗜好が多様化する時代、スキルよりもセンスを磨くことで、 仕事を成功させるノウハウを紹介する。 【目次】 Pro...

| 読書と足跡 | 2016/09/19 21:49 |

PREV | PAGE-SELECT | NEXT