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これだけ! プレゼンの本質

これだけ!  プレゼンの本質これだけ! プレゼンの本質
(2014/02/21)
野村 尚義

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kindle版これだけ! プレゼンの本質

満足度★★★★
付箋数:26

  「あなたの手元にひとつのキッチンタイマーがあります。
  これをビジネスパーソンの方に売り込むための
  セールストークを考えてください。」

これは本書に掲載されていたプレゼンの練習問題です。

まず、自分なりの答えを考えてみてください。

プレゼンで受け手に価値をアピールするときは、
実は3つのレベルでアピールすることができます。

まず、機能レベル。

「機能」に目を向けその良さをアピールするパターンです。
8割のプレゼンターは機能レベルに捉われます。

  「このキッチンタイマーは、とても小さく持ち運びに便利。
  操作も簡単で、ボタンは3つしかないので、直感的に使えます。」

あまり考えずに話すとこのレベルになるようです。

機能を説明することは、決して悪いわけではありませんが、
これだけで受け手を動かすことは難しい。

次に、効用レベル。

その提案を通じて、受けては何を手にするのか、
受けてはどのようになれるのかに目を向けるもの。

上位2割のプレゼンターは、この効用を強調します。

  「このキッチンタイマーを手元に置いて仕事をすると、
  あなたは時間を強く意識するようになります。
  それによって仕事のスピードアップを手にすることができます。」

この提案では、受け手が得られるものを中心に据えているので、
受け手に興味を持ってもらいやすいプレゼンになります。

そして最後は、未来レベル。

その製品・その提案の先には何があるかという未来を描きます。

  「このキッチンタイマーを手元に置いて仕事を続けていると、
  短い時間で密度濃く仕事をするのは当然の感覚になります。
  それは言い換えると、仕事に高いプロ意識を持つということ。
  高いプロ意識で仕事をしていると、周りからも高く評価されます。
  仕事の質とスピードがアップすれば、収入もあがるでしょう。
  たったひとつのキッチンタイマーを持つことで、
  未来を大きく変える着実な一歩を踏み出すことができます。」

機能レベルと効用レベルの違いは、自分目線か相手目線かの
見ている「目線」の違いでした。

しかし、この未来レベルは「時間軸」が違います。

現在がどのように変わるかではなく、先々まで見通すことで
より大きな価値を描き、手に入れられる未来の姿に目を向けます。

トップ1%の天才プレゼンターだけが、未来を語るようです。

  「機能だけでなく、効用を語る。
  効用に留まらず、未来までを描く」

これが本書が伝える秘伝のプレゼン技術。

さて、本書はプレゼン教育の専門家、野村尚義さんが贈る
ビジネスで成果を出すためのプレゼン実務書。

プレゼンを話し方のテクニックではなく、
「戦略」として捉えて解説します。

  序章 選ばれるプレゼンターへの道
  第1章 ダイヤモンド・プレゼンテーション戦略とは
  第2章 選ばれないプレゼン 4つの間違い
  第3章 ステップ1 コンセプト設計
  第4章 ステップ2 シナリオ設計
  第5章 ステップ3 スタイル設計

正直、表紙はちょっとダサい印象を受けましたが、
中身は充実したプレゼンの本質が語られていました。

この本から何を活かすか?

  「スタイルの違いでプレゼンのテイストも変わる」

本書ではプレゼンターのタイプを2軸マトリックス
(ライトかヘビーか、カームかインテンスか)で4つに分類。

  1. ライト&インテンス=楽しい人
  2. ライト&カーム=やさしい人
  3. ヘビー&インテンス=熱い人
  4. ヘビー&カーム=クールな人

野村さんは、ひとつのプレゼンの中で、2つのタイプを織り交ぜ、
プレゼンに厚みを出すことをススメています。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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