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元祖プロ・コーチが教える 育てる技術

元祖プロ・コーチが教える 育てる技術元祖プロ・コーチが教える 育てる技術
(2014/01/31)
ジョン・ウッデン、スティーブ・ジェイミソン 他

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満足度★★★
付箋数:21

  「1934年、私はついに、自分なりの “成功の定義” を考案した。

  成功とは、自分がベストの状態になるために最善を尽くしたと
  自覚し、満足することによって得られる心の平和のことである。

  さらに言えば、自分の成功のレベルを判定できる
  唯一の人間は自分自身である。」

このように述べたのは、本書の著者ジョン・ウッデンさん。

ウッデンさんは、米大学バスケットボール界で、
「史上最高のコーチ」と言われた名将です。

1948年から1975年の間にカリフォルニア大学ロサンゼルス校
(UCLA)のバスケットボール部の監督を務め、
チームをNCAA全米大学バスケットボール選手権で
10度の優勝に導きました。

ウッデンさんの生涯勝率は8割で、660勝をあげ、
また、88連勝という前人未踏の記録も打ち立てています。

しかし、そういった記録もさることながら、
ウッデンさんが「史上最高のコーチ」と称されたのは、
別の理由があります。

それは、その高潔な人格からバスケット界に限らず、
広く尊敬を集めたからです。

残念ながら、ウッデンさんは2010年6月に
99歳でこの世を去っていますが、
彼の持つ哲学がわりやすく書かれたのが本書です。

ちなみに本書は、2004年に刊行された
『元祖プロ・コーチが教える 育てる技術』の新装版。

  「1934年、私は “成功のピラミッド” の礎石となる
  ふたつのブロックを選んだ。当初は、最終的にどれくらいの数の
  ブロックが必要になるか、また、ピラミッドの最終的な大きさが
  どれくらいになるかまったく知らなかった。
  結局、14年間にわたって膨大な時間を費やしたのちに
  やっとピラミッドが完成した。」

成功のピラミッドとは、「勤勉」、「友情」、「忠誠心」、
「協調性」、「情熱」といったブロックを底辺から順に
積み上げていくことで、頂点の「成功」に達するという
ウッデンさんの哲学です。

これらの各ブロックの位置と順番には、重大な意味があり、
まず土台となる礎石をしっかりと築くことが重要です。

本書では、この成功のピラミッドをはじめ、
人を育てる極意が、60の短い言葉でまとめています。

  「人前で叱らない
  人前で厳しく叱ると、相手に恥ずかしい思いをさせて
  反感を抱かせてしまい、こちらの真意がうまく伝わらない
  恐れがある。コートの上であれ、職場であれ、
  こういう指導は逆効果である。」

闘争心を剥き出しにして、その場で激しい感情を
コントロールできずに、選手にぶつけてしまう監督も
いますが、ウッデンさんはその対極にいます。

常に指導下にある人に敬意を払い、恐怖心ではなく
誇りで動かそうとします。

このようなウッデンさんの指導法は、
スポーツのみならず、職場での部下の育成や、
チームビルディングにも生かすことができます。

この本から何を活かすか?

生前のウッデンさんのスピーチはTEDの映像が残っています。



「The difference between winning and succeeding(勝利と成功の違い)」
というタイトルの2001年の講演です。

17分程度の映像です。日本語字幕付きでご覧ください。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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