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江戸商人・勘助と学ぶ 一番やさしい儲けと会計の基本

江戸商人・勘助と学ぶ 一番やさしい儲けと会計の基本江戸商人・勘助と学ぶ 一番やさしい儲けと会計の基本
(2014/04/10)
眞山 徳人

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満足度★★★
付箋数:20

日本実業出版社の細野さんから献本いただきました。
ありがとうございます。

「会計」は敷居が高く、その仕組みやルールを覚えるのは、
正直、メンドウです。

それでは、なぜ、メンドウな会計の仕組みがあるのでしょうか?

企業は、税務申告しなければなりませんから、
納税のために、ルールに則った会計が必須です。

しかし、会計にはもっと本質的な必要性があるのです。

それは「会計は、会社が儲けるために必要」だから。

ですから、会計の知識は経理の人だけが使うものではなく、
儲けるための組織=会社に所属する、あらゆる立場の人に
必要な知識なのです。

ここで日本の歴史上、儲けた人たちを思い浮かべてみましょう。

戦前の日本には財閥と呼ばれるコンツェルンがありました。

その財閥の基礎ができあがった江戸時代。

  「江戸時代には現在のような複雑な会計ルールは
  存在していませんでしたが、三井家をはじめとした
  江戸時代の豪商たちは、独自の帳簿体系のなかで
  会計手順をふんでいました。

  ルールがないのに、なぜあえてそんなことをしていたのか―。

  理由は単純で “儲けるために必要だから” です。
  彼らのような豪商たちが破竹の勢いで力をつけ、
  現代においてもなお、大企業としてその名を残しているのは、
  会計のしくみがあったから・・・・・、
  そう言っても、決して過言ではないでしょう。」

ということで、本書は江戸時代の商人見習い(丁稚)である
三友勘助が商売を成功させるストーリーから会計を学びます。

勘助が丁稚奉公に来たのは、三友高光が主をつとめる
江戸の呉服屋「ゑびす」。

勘助は失敗を繰り返しながらも、風呂屋に住みつく
「商売の仙人」と呼ばれるメンターからアドバイスをもらい、
会計と商売の仕組みを学びます。

果たして、商売の仙人の正体とは・・・・。

主人公の勘助のモデルはわかりませんが、
主人の三友高光は、実在した三井高利さん、
呉服屋は「越後屋」(ゑちごや)をモデルにしています。

後の「三越」となる江戸時代の越後屋は、
「現銀掛値無し」や「切り売り」など、
当時、他の呉服屋ではやっていな画期的な商法を打ち出し、
豪商に成長していきました。

とは言っても、江戸時代のビジネスモデルですから、
現在と比べるとかなりシンプルです。

しかし、シンプルだからこそ会計の本質的な要素である
利益や費用の考え方、売掛金の回収、原価の計算など、
儲けの仕組みを、細かな会計ルールにとらわれずに
学ぶことができるのです。

ただし、面白く会計を学べるように設定を凝っていますから、
人によっては最初ストーリーに入り込むまでに、
少し時間を要するかもしれません。

設定の中には、江戸時代の通貨が「4進法」になっているなど、
会計を学ぶ上では、多少わかりにくい部分もあります。

しかし、一度、その世界に入ってしまえば、
時代小説を読むような感覚で、気が付くと会計の基本が
身についているというありがたい本です。

この本から何を活かすか?

時代小説はKindle本が安い。

私はここ最近、小説はKindleで読むと決めていますが、
Kindle本の中でも時代小説は価格が安くなっていますね。

ただし、価格やポイントは常に変動するので、
買うタイミングに注意は必要です。

少し前に読んだ時代小説は、冲方丁さんの『天地明察』、
今読んでいるのが池波正太郎さんの『鬼平犯科帳』シリーズ。

次に読もうと思っているのが、浅田次郎さんの
壬生義士伝』です。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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| 会計・ファイナンス・企業分析 | 06:58 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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