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従業員をやる気にさせる7つのカギ

稲盛和夫の経営問答 従業員をやる気にさせる7つのカギ稲盛和夫の経営問答 従業員をやる気にさせる7つのカギ
(2014/02/25)
稲盛 和夫

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満足度★★★
付箋数:22

中小企業を中心とした若手経営者の勉強会として、
1983年から開かれた「稲盛塾」。

現在では、塾生は約9000名を数え、国内外に71の塾が
できるまでに成長しました。

稲盛和夫さんは、その中で人としての生き方である「人生哲学」と、
経営者としての考え方の「経営哲学」について講話します。

そして、塾生が直面する経営上の問題にアドバイスする
「経営問答」を行ってきました。

本書は、その経営問答をまとめた本の、第3弾。

  ・第1弾『高収益企業のつくり方
  ・第2弾『人を生かす

当ブログでは、過去に何冊かの稲盛さん本を紹介してきましたが、
経営問答集を紹介するのは、これが初めてです。

本書では企業の規模を問わず、経営者にとって永遠のテーマ
とも言うべき「社員をやる気にさせる方法」を、
7つの要諦として、次のようにまとめています。

1番めの要諦は、従業員をパートナーとして迎え入れること。

日々、「あなたを頼りにしていますよ」という言葉をかけたり、
そうした姿勢で接することが重要。

2番めの要諦は、従業員に心底惚れてもらうこと。

そのために、己を空しくして、自己犠牲を払い、従業員のことを
最優先に考えるのです。

3番目の要諦は、仕事の意義を説くこと。

心情に訴えるだけでなく、理性をもってしても従業員の
モチベーションを高めるために、毎日、仕事の意義を説くのです。

4番目の要諦は、ビジョンを高く掲げること。

夢や願望に至るパワーの原動力となるのが「ビジョン」。
従業員とビジョンを共有することが企業を大きく成長させます。

5番目の要諦は、ミッションを確立すること。

ミッションは会社の使命や目的を明らかにする大義名分。
これを共有することがモチベーションを揺るぎないものにします。

6番目の要諦は、フィロソフィを語り続けること。

経営者自らが持つ「哲学(フィロソフィ)」を語り続けることが、
やがて従業員の血となり肉となり、浸透していきます。

7番目の要諦は、自らの心を高めること。

経営者自身が「心を高める」努力を怠ってはいけません。
「心を高める、経営を伸ばす」ということこそ、まさに経営の要諦。

これら7つの要諦は、いずれも言うは易く行うは難しです。

しかし、稲盛さんはこれらを1つ1つ実践したからこそ、
京セラを世界的な企業へ発展させ、KDDIを成功させ、
JALを再生させることができたのです。

稲盛さんが創業した、京セラやKDDIでは、
こういった要諦を浸透させる時間があったかもしれませんが、
JAL再生に関しては、既に待ったなしの状況でした。

しかもJALでは、「親方日の丸」体質が隅々まで行き渡り、
破綻した後に乗り込んで行ったわけですから、
大きなマイナスからのスタートだったはずです。

そんな中で、稲盛さんは、まず「JALフィロソフィ」を作り、
幹部社員に毎晩のように、これを説き浸透させました。

そして現場にも何度も出ていき、直接語りかけることで、
お客様の心をつかまえることを切々と訴えました。

本当に経営者が身を削ってまで、7つの要諦を実践したからこそ、
誰もが諦めていたJALの再生が、短期間でなされたのです。

本書では、他に15の問答集が収められています。

この本から何を活かすか?

  「利益がなくても賞与を払うべきか」

本書には、こういった経営者の切実な悩みが寄せられています。

これに対する、稲盛さんの回答は、
「誠意を持って実情を話し、社員の協力を請う」です。

会社を潰すわけにはいかないと、強い気持ちを持って、
会社の苦しい実情を赤裸々に話します。

そして、こういう状態を続けないために、
力を合わせて経営改善に協力して欲しいと
誠意を持って話す必要があるのです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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| 経営・戦略 | 06:31 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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