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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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宇宙飛行士の仕事力

宇宙飛行士の仕事力 (日経プレミアシリーズ)宇宙飛行士の仕事力 (日経プレミアシリーズ)
(2014/03/08)
林 公代

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満足度★★★
付箋数:20

  次の質問に「はい」か「いいえ」で答えて下さい。

  1. 苦手な仕事を頼まれたら、「手伝って」と
    周囲に上手に「お願い」できる
  2. スケジュールが押したら徹夜してでも締め切りを守る
  3. 宴会の幹事は得意だ
  4. 上司の間違いを指摘できる
  5. 会議で苦手な議題が出ても、「何か言わないと」と
    無理にでも発言するほうだ
  6. 緊迫した場面で、場を和ませるジョークを飛ばせる
  7. トイレをきれいに使える
  8. 実は怖がりである
  9. 日本人どうしや仲間だけで固まらない
  10. 失敗しても引きずらない

これらの質問で何がわかるかというと、
あなたの「宇宙飛行士」としての適性です。

この適性テストは、本書の著者、林公代さんが、
JAXA(宇宙航空研究開発機構)の日本人宇宙飛行士の
選抜・訓練を行う担当者に取材した内容をまとめたもの。

この適性テストでは、2番と5番が「いいえ」で、
それ以外が「はい」だった方は宇宙飛行士の
素質を備えているそうです。

林さんは、宇宙飛行士との共著も多い、「宇宙ライター」。

  「筆者は20年以上にわたり、国内外の多くの宇宙飛行士と
  彼らを支えるスタッフたちに取材してきた。
  本書では、宇宙飛行士の人材選抜と育成がどのように
  行われているか、JAXAの選抜・訓練担当、精神心理担当、
  また日本や世界の宇宙飛行士に取材した内容を紹介していきたい。」

実際に本書は、宇宙飛行士はどのように選抜され、
どんな訓練を受けているのか、詳細にレポートしています。

ちなみに、日本の宇宙飛行士選抜試験は、
世界一厳しいと言われているそうです。

それは、NASAやESA(ヨーロッパ宇宙機関)の試験よりも、
圧倒的に選抜される人数が少ないから。

例えば、NASAでは多い時には100人近くの宇宙飛行士を
抱えることもあり、中には選ばれても1度も飛行しない方も
いるそうです。

一方、予算と人員が限られている日本では、
飛ばない宇宙飛行士を抱えている余裕はありません。

その上、米国やロシアのように宇宙船を持っていませんから、
技量の高さは当然で、それ以外にも、他国の宇宙飛行士や
技術者から信頼を得る高いコミュニケーション能力や
人間性も必要なのです。

そういった背景を考えると、若田光一さんが2014年3月からの
第39次ISS長期滞在ミッションで、日本人初の
国際宇宙ステーション(ISS)のコマンダー(船長)を務めるのは、
もの凄いことだとわかりますね。

林さんは、一般のビジネスパーソン参考できるように、
宇宙飛行士の状況判断力やコミュニケーション力などの、
本質的な部分を解き明かします。

ただし、全編、宇宙飛行士の話ですから、
あまり宇宙飛行士に興味がない方が読むと
さすがに辛いかもしれません。

本書は2010年10月に刊行された
宇宙飛行士の育て方』に大幅に加筆して新書化したものです。

この本から何を活かすか?

当ブログで紹介した宇宙飛行士本もこれが3冊目。

過去に紹介したのは次の2冊です。

  『宇宙飛行士選抜試験
  『宇宙飛行士に学ぶ心の鍛え方

このように宇宙飛行士本が出るようになったのも、
宇宙兄弟』が大ヒットしたおかげですね。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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