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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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なぜ、わかっていても実行できないのか

なぜ、わかっていても実行できないのか 知識を行動に変えるマネジメントなぜ、わかっていても実行できないのか 知識を行動に変えるマネジメント
(2014/01/21)
ジェフリー・フェファー、ロバート・I・サットン 他

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満足度★★★
付箋数:24

原書は1999年10月に刊行された、全米のベストセラー
The Knowing-Doing Gap』。

日本では流通科学大学出版から2000年9月に
変われる会社、変われない会社』として邦訳版が出版されました。

更に、2005年12月にはランダムハウス講談社から
実行力不全』として復刊。

同書を改題して、3度目の刊行となったのが本書です。

こうして邦題のタイトルの変遷を見ると、
その時代の流行りのタイトルのパターンがわかります。

本書のようなロングセラーは、さっさとKindle化して、
出版社も在庫を抱えず、いつでもデータで買えるように
した方が得策のように思えますね。

知っていることと、実際にやることの間にある隔たりは大きい。

本書は、組織における「知識と行動のギャップ」が
なぜ起こるのかを、4年の歳月をかけ調査し、
そのギャップを埋めるためのガイドラインを示した本です。

著者は組織行動論の権威である、スタンフォード大学教授の
ジェフリー・フェファーさんと ロバート・I・サットンさん。

私たちが、よく聞く例では、トヨタのカンバン方式があります。

この世界的に有名なトヨタ生産方式は、数多くの研究本で紹介され、
工場も見学することが可能です。

しかし、見た目のカンバンだけは真似することはできても、
実際にこの生産方式を再現することは難しい。

多くの自動車メーカーが真似できないのは、
ここにも、「知識と行動のギャップ」があるからです。

本書で、フェファーさんとサットンさんは、調査の結果、
ギャップの原因を次の5つに特定しました。

  原因1. 問題を話し合っただけで仕事をした気になる
  原因2. 過去のやり方にこだわりつづける
  原因3. 部下を動かすために恐怖をあおる
  原因4. 重要でないことばかり評価している
  原因5. 業績を上げるために競争させる

まずは、あなたの組織がこれらの要因に陥っていないかを
確認するのが優先です。

その上で、知識と行動のギャップを乗り越えた企業の
成功例を参考にしながら、本書のガイドラインに沿って
行動を起こす必要があります。

当然、本書自体にも読んで知識を得るだけと、
実際に行動を起こす間には、The Knowing-Doing Gapがあるので、
それを乗り越えてこそ、本書の存在意義が証明されます。

  <知識を行動に変える8つのポイント>
  1. 大事なのは哲学である―「どうやって?」よりまず「なぜ?」
  2. 行動することや教えることで知識は身につく
  3. すばらしい計画やコンセプトより、行動がまさる
  4. 行動すれば間違いも起こる―企業はこれにどう対応するか
  5. 恐怖心はギャップを広げる―まず、恐怖心を追放しよう
  6. 似ている言葉に気をつけよう―互いに張り合うのではなく、
    「競争」を相手に戦おう
  7. 何が大切なのか? 知識を行動に変えるのを助けるのは何か?
  8. 問題はリーダーの行動だ―リーダーは時間をどう使い、
    資源をどう分配すればよいか?

基本的に本書は組織における、知識と行動のギャップを
埋めるための本ですが、一部は個人にも活用できそうです。

この本から何を活かすか?

  「本当に実行できる知識は、本を読んだり人に聞いたり、
  考えたりして学ぶよりも、行動から得られる」

知識と行動のギャップを埋める1つの要素は、
それができても、できなくても、実際に行動して得られる
経験に基づく知恵にあるということ。

個人で考える場合は、それを「習慣」とどのように
結びつけていくかが鍵となりますね。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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| 組織・社内教育・コーチング | 07:58 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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