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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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ハーバード戦略教室

ハーバード戦略教室ハーバード戦略教室
(2014/01/30)
シンシア モンゴメリー

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満足度★★★
付箋数:23

ハーバード・ビジネス・スクール(HBS)で20年以上教壇に立つ
シンシア・モンゴメリーさん。

彼女が担当するエグゼクティブ・プログラムは、
最低でも年間売上$10 million(約10億円)以上の企業の
オーナー、CEO、COO、マネージングディレクターのみが
参加できるコースです。

それは、経験を積んだビジネスリーダーのためのブートキャンプ。

本書は、そのエグゼクティブ・プログラムの内容を書籍化したもの。

なぜか、本書ではそのプログラムをEOP(Entrepreneur起業家、
Ownerオーナー、President経営者のprogram)として
紹介していますが、正式な名称はOwner/President Management
コースと言うようです。

モンゴメリーさんは、あのマイケル・ポーターさんとも共著を
書いたこともある戦略論の専門家。

本書が、初の一般向けの単著です。

  「本書の目的は “戦略” についての考え方を根本的なところから
  見直すことにある。これまであなたが学んできたことが
  間違っていたというつもりはない。
  ただ、それだけでは不十分だったのだ。」

実際のビジネスにおいて戦略を成功させるには、
MBAで学んだ戦略論の知識だけではなく、
正しい判断と責任感を持って継続的に取り組むリーダーが
必要です。

つまり、リーダーシップと戦略は別物ではなく、
密接につながっているというのがモンゴメリーさんの考え。

ストラテジスト(戦略家)は、リーダーシップも併せ持って
初めてその戦略を実現することができるのです。

  シラバス 企業のオーナー・経営者だけが受けられる講義
  第1講 35の国から164名の経験豊富なリーダーが集まった
  第2講 最初の課題「マスコの異業種参入」をクラス全員で検討
  第3講 「スーパーマネージャー」の失敗にどよめく受講生
  第4講 イケアの躍進が示す、会社の「目標」の重要性を議論
  第5講 ファッションという意外な業界に、目標を実現する
      戦略の例を見る
  第6講 今度は受講生の番だ。独自の戦略を立てるメソッドを明かす
  第7講 最後のケーススタディで、戦略決定後も続く戦いを知る
  最終講 最後にストラテジスト、そして戦略の本質を語る

最初のケーススタディで取り上げられるのは、
日本ではあまり馴染みがありませんが、アメリカを代表する
住宅・商業用建材の総合企業「マスコ/Masco」。

マスコは水栓蛇口、台所や浴槽のキャビネットなどを扱い、
「日用品の巨人」とも呼ばれていた超優良企業で、
当時、29年連続の増収を記録していました。

マスコは、その潤沢な資金を使って、
家具業界に進出することを目論みました。

講義は、その異業種参入は是か非かを問うところから始まります。

受講生自身も自分の企業に帰れば経営判断する立場の
人ばかりですが、ここではマスコのCEOになったつもりで
真剣に討議されます。

よくあるビジネススクールのケーススタディ本といえば、
それまでですが、モンゴメリーさんの深い洞察が示された
非常にわかりやすい内容になっています。

失敗する戦略には、何が欠けているのか?
成功のために戦略をどのように実現すれば良いのか?

講義だけを収録した本ではありませんが、
ライブ感が伝わってくる良書だと思います。

この本から何を活かすか?

モンゴメリーさんがアデレード大学で出張講義を行った際の
「Leading Strategy」のプレゼン映像はこちら。

字幕はありませんが、非常に聞き取りやすい英語です。



Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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