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「レジリエンス」の鍛え方

世界のエリートがIQ・学歴よりも重視!  「レジリエンス」の鍛え方世界のエリートがIQ・学歴よりも重視! 「レジリエンス」の鍛え方
(2014/02/28)
久世 浩司

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満足度★★★
付箋数:23

著者の久世浩司さんによると、エリートにも2種類あるといいます。

それは、たくましいエリートと脆いエリート。

たくましいエリートは、精神的な打たれ強さがあるので、
継続的に成果を上げ、社内外の激しい競争にも生き残り、
長いキャリアで成功を収めます。

一方、脆いエリートは、学歴や経歴は華々しく見えても、
実際に難しい仕事を任せると、精神的な脆さを見せ、
厳しい競争で生き残れず、キャリアのどこかで挫折します。

この2種類のエリートの違いは、どこから生じるのでしょうか?

それは、学歴やIQではありません。

久世さんは、その違いが「レジリエンス」にあると言います。

レジリエンスとは、辞書に書いてある意味では、
「曲げる、伸ばされる、つぶされるなどの後に、
もとの形状に弾性的に戻る能力」となっています。

もともと環境学で生態系の環境変化に対する「復元力」を
表す言葉として使われていました。

それが心理学では「再起」や「再生」に近いイメージで、
「逆境やトラブル、強いストレスに直面したときに、
適応する精神力と心理的プロセス」という意味で使われます。

簡単に言うと、心が折れそうになるほどの逆境から
立ち直る力ということ。

これは、いわゆるポジティブ・シンキングとは異なります。

良い面だけを考えて楽観的になるのではなく、
現実を直視し、たとえネガティブな感情が起こっても、
しなやかで、かつ、合理的に考えて行動するのがレジリエンス。

海外では、ロイヤル・ダッチ・シェルやIBM、
ジョンソン&ジョンソン、グラクソ・スミスクラインなどが
管理職研修やリーダーシップ開発で活用しているようです。

レジリエンスには、大きく分けて3つのステージがあります。

最初は、精神的な落ち込みから抜け出し、底打ちするステージ。

次に、レジリエンス・マッスル(再起するための筋肉)
を使って再起するステージ。

最後に、過去の逆境体験から一歩離れて、
一段高い視点から俯瞰して、逆境体験を教訓化するステージ。

本書では、各ステージで必要なレジリエンスを鍛えるための
7つの技術を紹介しています。

  第1の技術 ネガティブ感情の悪循環から脱出する!
  第2の技術 役に立たない「思い込み」をてなずける
  第3の技術 「やればできる!」という自信を科学的に身につける
  第4の技術 自分の「強み」を活かす
  第5の技術 こころの支えとなる「サポーター」をつくる
  第6の技術 「感謝」のポジティブ感情を高める
  第7の技術 痛い体験から意味を学ぶ

私は、レジリエンスを、本書で初めて知りました。

本書を読む限りでは、レジリエンスを鍛えることは、
真のエリートになるためというよりも、
誰もが、困難な状況に陥った時に、心を折らずに、
そこから立ち直るための必要な力だと感じました。

ストレスや多忙で精神的に疲弊している人が多い現代。

ビジネスにおいても、グローバル化が進み、
今まで以上のプレッシャーがかかるようになります。

そんな苛酷な環境の中でサバイブするためにも、
レジリエンスは求められているのです。

この本から何を活かすか?

本書の中で、レジリエンスのお手本の1人として
紹介されていたのが、大前研一さんです。

どこからどう見ても、精神的に強そうに見える大前さんですが、
大前研一 敗戦記』には、心が折れそうになった経験が
赤裸々に書かれているようです。

私は、大前さんの本の大部分は読んでいますが、
この本は未読でした。

古い本なので、図書館で探して読んでみようと思います。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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| 心に効く本 | 06:21 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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