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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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「で、結局何が言いたいの?」と言われない話し方

「で、結局何が言いたいの?」と言われない話し方「で、結局何が言いたいの?」と言われない話し方
(2013/03/20)
金子 敦子

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満足度★★★
付箋数:20

新卒の採用選考の際に、最も重視される要素は
コミュニケーション能力です。

なぜなら、コミュニケーション能力は、社内でも社外でも
どんなポジションについても必要とされるからです。

しかし、ある調査によると88%の社会人が、
「仕事で自分の考えがうまく伝わらないことがある」と
感じているそうです。

本書のタイトルの「で、結局何が言いたいの?」と
実際に言われたことのある人も多いでしょう。

本書のテーマは「成果を出すコミュニケーション」。

自分の考えを誤解なく簡潔に伝え、相手を動かします。

  「この本では、私の約20年間にわたる社会人経験をもとに
   “成果を出すコミュニケーション” について考えていきます。
  米系コンサルティング会社(コンサルタント)、欧州系銀行
  (株式調査部アナリスト)、MBAでの経験から得たもの、
  日本の大学教員として就職を控えた学生たちに
  ふだん伝えていることの中から、とくに自分が若手のころに
  知っておきたかったことをまとめました。」

著者の金子敦子さんは、東大卒業後、アクセンチュア勤務、
MBA留学、USB証券勤務を経て、現在は武蔵野大学の
グローバル・コミュニケーション学部で講師を務める方。

本書の内容にも、その豊富な経験が反映されています。

  第1章 「で、結局何が言いたいの?」と言われない話し方
  第2章 誤解なく、確実に伝える話し方
  第3章 「打ち合わせ」「会議」での話し方
  第4章 「プレゼン」での話し方
  第5章 「簡潔さばかり求められているわけではない場面」での話し方

本書は、コミュニケーションの「3つの原則」を軸に
話が進みます。

成果を出すコミュニケーションの3原則は次の3つ。

  1. コミュニケーションには「目的」がある
  2. コミュニケーションは「受け手が出発点」である
  3. コミュニケーションには「コスト」がある

相手にうまく伝わらない場面では、この3つの原則の内、
どれかが欠けているのです。

まずは、何のための話なのかを明確にし、
目的を見失わないようにします。

次に、相手の状況を想像して、受け手が出発点となる
コミュニケーションを図ります。

そして、コミュニケーションには時間をとられるので、
自分はもとより、相手の時間泥棒にならないよう
コストを意識したコミュニケーションを行います。

また、本書で興味深いのは、場面別コミュニケーションの
アドバイスが書かれている点です。

飲み会での話し方、ランチでの話し方、
エレベーターで上司や先輩と一緒になったときの話し方、
帰りの電車で上司と一緒になったときの話し方。

「エレベーター・ピッチ」はコミュニケーション本では
取り上げられる機会も多いですが、帰りの電車での
会話のアドバイスまで書かれている本は初めて見ました。

本書は様々なシーンで使える、社会人として必要な
コミュニケーション能力を底上げしてくれる本です。

この本から何を活かすか?

プレゼンで、聞き手は話の2割しか聞いていないとも言われます。

だから、伝わらないことが前提で話を組み立てます。

  「聞き手はだいたいしか話を聞いていないのが現実です。
  ですから、メインメッセージをきちんと受けとめて
  もらうためには、少なくとも3回は言いましょう。
  この3回をプレゼンの構成に落とし込むと、 “何を言うかを言う”
   “言う”  “何を言ったかを言う” になります。」

最初に「○○すれば、△△になる」と言い、
次にその根拠を言い、最後にまとめを言う構成となります。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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