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富者の遺言

富者の遺言富者の遺言
(2014/04/04)
泉正人

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満足度★★★
付箋数:20

サンクチュアリ出版の高山さんから献本いただきました。
ありがとうございます。

あなたは、冷えた体を温めようと、自販機でミルクティーを
買おうとしています。

しかし、残念なことにお金が10円足りません。

あなたが自販機の前で困っていると、その様子を見た、
通りがかりの老人が10円を差し出してくれました。

あなたは、お礼を言って老人から10円を受け取り、
お気入りのロイヤルミルクティーを買いました。

あなたが、温かいミルクティーを飲んで体を温めていると、
先ほどの老人が言いました。

  「さっきの10円はちゃんと返してくれないか?」

あなたは言います。

  「いいですよ。必ず返します。
  この温かいミルクティーのご恩は忘れません。」

さて、あなたは、次にこの老人に会ったときに、
いくら返すべきでしょうか?

10円を借りたので、返すのも10円でよいのでしょうか?
それとも、倍の20円が妥当でしょうか?

または、ミルクティーの恩はミルクティーで返すべきでしょうか?
それとも、別のものでお礼をする方がよいのでしょうか?

あるいは気持ちの問題なので、将来成功したら、
もっともっと大きくして返すべきでしょうか?

この問いに、絶対的な正解はありません。

しかし、これらの一連の行動の中で、お金持ちになる人と、
貧乏になる人の分かれ目がありました。

もし、あなたが、この老人にいくら返すべきか分からなかったら、
そしてどこが判断の分かれ目か分からなかったら、
この老人から「富者のレッスン」を受けるべきでしょう。

本書は、今までも数多くのお金とのつき合い方の本を書いてきた
ファイナンシャルアカデミー代表、泉正人さん初の小説作品。

事業に失敗して借金を抱え、妻と子どもが家を出ていってしまった、
主人公の後藤英資。

彼は広場のベンチに座り途方に暮れていた時に、
冒頭に紹介したようなシチュエーションで、
ジョーカーと名乗る不思議な老人と出会います。

物語は、11月11日16時から当日の24時までの出来事。

英資は、ロイヤルミルクティーを飲むために10円を借りたことを
きっかけに、自分がどのように事業に失敗したかを老人に
話すことになります。

  「お金はその人を映す鏡なんだよ。
  
  お金は人を幸せにもするが、人を不幸にもする。
  凶器のように感じることだってある。
  お金そのものには色はないが、人はそれに色をつけようとする」

老人が英資に語るのは、誰もが陥るお金の罠の話。

ストーリーには、正しいお金とのつき合い方が、
スムーズに盛り込まれています。

お金が目の前にあると、どうしても近視眼的になり、
なかなかお金の本質は伝わりにくいので、
こういった物語形式の方が、染みこむように理解できます。

このジョーカーと名乗る老人は一体誰なのか?

お金のレッスンだけでなく、予想外の結末を迎えるストーリーにも
思わず引き込まれてしまいます。

この本から何を活かすか?

  「世の中のファイナンシャルプランナーと呼ばれるような
  連中にお金持ちはほとんどいない」

これも物語の中で老人が英資に語った言葉です。

もちろん、泉さんが常日頃思っていることを
老人に代弁させたのでしょう。

私自身もかつてファイナンシャルプランナーの資格を
取ったことがあるので、よくわかりますが、
ファイナンシャルプランナーが知っているのは、
お金の管理の仕方であって、増やし方ではありません。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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