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コクヨの「3秒で選び、2秒で決める」思考術

2014年03月15日
問題解決・ロジカルシンキング・思考法 0
コクヨの「3秒で選び、2秒で決める」思考術コクヨの「3秒で選び、2秒で決める」思考術
(2013/12/21)
下地 寛也

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Kindle版 コクヨの「3秒で選び、2秒で決める」思考術

満足度★★★
付箋数:20

コクヨファニチャー株式会社は、オフィスの環境改善を目指す
コクヨならではの企業向け研修サービスを提供しています。

それが、「コクヨの研修」。

本書の著者は、そこでシニアトレーナーを務める下地寛也さん。

本書はコクヨの研修「スキルパーク」からの書籍化第5弾です。

既刊本は以下の通りです。

  ・コクヨの5ステップかんたんロジカルシンキング
  ・コクヨの1分間プレゼンテーション
  ・会議がうまくいく たった3つの方法
  ・コクヨのコミュニケーション仕事術

私は、このシリーズの本を今回初めて読みましたが、
シンプルにまとまっていて、図やイラストも多く、
読みやすい「入門書」という印象を受けました。

本書のテーマは、瞬時に判断するためのの思考術。

パッと情報を聞いただけで、すぐに論理的に考え、
周囲を納得させるような判断を下せる頭の回転の速い人がいます。

そういう人が頭の中でやっているのが、
「3秒で候補を選び出し、2秒で評価して決める」思考術なのです。

実はこの思考術のコツでは、頭の回転を速くすることではありません。

どの順番で考えるかを「迷わない」ことが秘訣。

なぜ迷わないかというと、瞬時に次の5つの流れで
考える「型」が身についているからです。

  1. まずは全体像を探る(段取り)
  2. 頭の中にある知識を検索する(情報収集)
  3. 発想し、候補を複数選ぶ(発想)
  4. 評価して絞り込み、決定する(決定)
  5. 伝え方を考える(伝達)

そして、限られた情報から5秒で判断して、
「仮の答え」を導き出すのです。

この時点で、完全な正解が出るわけがないので、
仮に出した答えを元に仕事を進め、新たに出てきた情報を
更に組み合わせて、正確性を徐々に上げていきます。

もちろん、3秒で選び、2秒で決めている人も、
初めからそんなに速く判断ができたわけではありません。

まずは、「段取り→情報収集→発想→決定→伝達」の
5つの型を徹底して体に染み込ませること。

そして、それぞれの段階の精度を上げることで、
誰もが納得できる判断を瞬時に下せる人になるのです。

それでは、「型」にはめて考えて、
クリエイティブな思考ができるのでしょうか?

下地さんは、本書で落語家の立川談志さんの言葉を紹介しています。

  「型がある人が型を破ることを型破りといい、
  型がない人が型を破ることを型無しという」

独創的な落語をつくってきた談志さんが言うからこそ、
響く言葉ですね。

クリエイティブな思考も、まずはきちんと型を身につけて、
それをアレンジすることから始まるのです。

芸事を学び始めてから,独り立ちしていくまでの三段階、
「守破離」に通じるものがありますね。

この本から何を活かすか?

  3秒で選び、2秒で決め人は、差がつく「軸」を考えている。

軸とは、例えばレストランの企画をするときなどは、
「おいしさ軸」や「雰囲気軸」、「価格軸」といった
「モノやコトの特徴を理解したり判断する視点」。

軸は、目の前にあるのに気づかないことが多いようです。

この軸が2つ決まれば2×2のマトリックスが作れるのです。

では、どのようにしたら、
よい軸を見つけられるようになるのでしょうか?

本書では、以下の様なトレーニング方法が紹介されています。

  ・似ているものの「相違点」を探す
  ・一見違うものの「共通点」を探す

特に相違点を探す時は、言葉でしっかり対比させるのが
コツのようです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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この記事を書いた人: ikadoku
毎朝4時に起きて本を読み、13年以上ブログで紹介記事を投稿しています。北海道在住。たまに旅行で長期の休みを取ります。

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