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「金縛り]の謎を解く

「金縛り]の謎を解く  夢魔・幽体離脱・宇宙人による誘拐 (PHPサイエンス・ワールド新書)「金縛り]の謎を解く 夢魔・幽体離脱・宇宙人による誘拐 (PHPサイエンス・ワールド新書)
(2014/01/18)
福田 一彦

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満足度★★★
付箋数:21

あなたは、「金縛り」を体験したことがありますか?

金縛りには、次のような症状があります。

まず、体がまったく動かせず、声も出せないこと。

この時、息ができなかったり、胸に重いものが乗っている
ように感じることもあります。

そして、「あるはずのないもの」が見えることがあります。

実は、金縛りのときに見えるものが、国によって違います。

日本では死んだ人の霊が見え、ヨーロッパでは魔女や悪魔が現れ、
アメリカでは宇宙人に誘拐されます。

そして、そんな不思議で恐怖な体験の後は眠ってしまい、
次に目覚めた時には、それを鮮明に思い出すことができるのです。

  「最初に断っておきたいのですが、この本は、こうした不思議で、
   “科学的な常識を超えている” と思われる、いわゆる
   “超常現象” や “心霊現象” などともみなされる “金縛り” 現象が、
  科学的に説明できる生理的な現象であることを、
  根拠を示しながら説明することを目的として書かれています。
  決して不思議世界への入り口でもなければ、意識変容体験への
  ノウハウを説くための本でもありません。」

結論を言ってしまうと、金縛りは、「夢の一種」です。

著者の福田一彦さんは睡眠の専門家。

研究テーマである「睡眠麻痺と入眠時幻覚」の研究成果と、
自身の金縛り体験、そして民族学的な背景を踏まえながら、
一般向けにわかりやくす「金縛り」のメカニズムを解説。

実際に、金縛りは再現することができ、
金縛りの誘発実験は、睡眠実験専用の施設で行われます。

被験者が金縛りにあって、自分の寝ている部屋の様子を
鮮明に見たと主張するところを、赤外線カメラを通して
録画した映像を見てみると、ずっと眼は閉じたままなのです。

彼らが見たと思っている部屋の様子は、夢と同じメカニズムで
脳の中だけで生じたバーチャルリアリティな体験。

物理的な刺激がないにもかかわらず生じた「感覚」があり、
これが「入眠時幻覚」と呼ばれる夢の一種なのです。

金縛りになったことがないので、一度体験してみたいと
思う人もいるかもしれませんが、
金縛りは、睡眠が乱れ、健康に悪影響が出ている
1つのバロメーターのようです。

  「これまで何回か体験した者としては、非常に強い恐怖感を
  伴う体験を、わざわざ好き好んで自分から体験しようという
  気が知れないというのが正直な感想です。」

福田さんのように完全にメカニズムを理解していても、
金縛りは、とても強い恐怖を感じるようです。

それは、扁桃体が自動的に恐怖を喚起してしまうため、
体験に慣れることはなく、毎回、強烈な恐怖感を
味わうことになるから。

睡眠習慣を乱すこと自体が健康に悪く、長期にわたると、
心臓病や脳梗塞、ガンのリスクも高くなるので、
金縛りはできれば、避けた方がいいようです。

私も金縛りを若いころに体験したことがありますが、
当時を思い出してみると、生活が不規則で、
睡眠習慣も乱れていたので、金縛りが起こりやすい生活を
していたのだと納得できました。

この本から何を活かすか?

福田さんは、睡眠の専門家なので、
「眠りにまつわる6つのデマ」を本書で指摘しています。

  1. 90の倍数で眠ると朝すっきりと目が覚める
  2. ホットミルクを飲むと安眠につながる
  3. レタスを食べると眠れる
  4. 青い色は鎮静色だから寝室にふさわしい
  5. 眠る前にお風呂に入るとよい
  6. 午後10時から12時に眠ると美容によい

いずれも、根拠のないデマや誤解ですが、
世間では信じている人も多いものばかりですね。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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