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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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マネーはこう掴む

マネーはこう掴む  個人で使えるデリバティブ
マネーはこう掴む 個人で使えるデリバティブ
(2008/02/21)
藤巻 健史 商品詳細を見る

満足度★★★

今のマーケットは、危機かチャンスか?

本書の著者、藤巻健史さんは、アラブや中国系ファンドが
積極的に動いていることを理由に、チャンスと捉えています。

これは、その人の状況によって大きく考えが異なるでしょう。

資金に余裕のある人は、今がバーゲンセールと感じているでしょうし、
すでにお腹いっぱいの人にとっては、ピンチなのかもしれません。
また、売方の人にとっては、最近の下落が続いたマーケットでさえ、
大きく儲けることができたはずです。

さて、本書は資産運用で重要なことを

  1.正しく経済を分析する
  2.適切なツールを使いこなす

と考えた場合、2つ目の「適切なツール」との付き合い方について、
書かれた(講義を下敷きに起こした)本です。

藤巻さんの言う適切なツールとは、「デリバティブ」を指します。

解説されている取引は、為替先物、FX、債券先物、
日経225先物、日経225オプションなど。

藤巻さん自身が、大きな経済の方向性に賭け、
「債券先物を売って日経225先物を買う」というような
ポジションテイクをする投資方法なので、
テクニカル分析のような解説が、本書でされている訳ではありません。

ちなみに、1つ目の「正しく経済を分析する」については、
前作の「マネーはこう動く」で解説されて、
本作とあわせて、2冊セットのような作りになっています。
(前作は真っ黒の表紙で、本作は真っ白な表紙です。)

最終章に、藤巻さんの今のマーケット認識が書かれてますが、
有名なwebサイト「藤巻プロパガンダ」の
2008/3/23版の金融プロパガンダの内容を下敷きにしていますので、
興味がある方は、そちらを参照してください。

この本から何を活かすか?

藤巻さんの考えが、最近、大きく外れているところは、
次の2点です。

  1.サブプライム関連の影響の度合い
  2.通貨としてのユーロの強さ

藤巻さんは、評論家ではなくトレーダーですから、
自説に従って、ポジションを作っています。

ですから結果として、最近はボロボロにやられているようですが、
その辺のやられっぷりもまた、私のような藤巻ファンには、たまりません。
(と同時に、ジョージ・ソロスさんの先見の明には関心します。)

私にとっては、藤巻さんが予想を外すことには、なんら不満がありませんが、
藤巻さんのトホホぶりにツッコミを入れる、ウスイ女史のよう強烈キャラが
いなかったり、長男Kくん本人が講義に参加することで、
以前の面白さがなくなっているのが、残念でなりません。

それはそうとして、私自身は今のマーケットを、良いチャンスと
捉えているので、落ち着いたところから拾っていこうと窺っています。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.  
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