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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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その考え方は、「世界標準」ですか?

その考え方は、「世界標準」ですか? ~失敗をチャンスに変えていく5つの力~その考え方は、「世界標準」ですか? ~失敗をチャンスに変えていく5つの力~
(2013/12/21)
齋藤 ウィリアム 浩幸、William Hiroyuki Saito 他

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満足度★★★
付箋数:20

  「今、日本のあらゆる場所で愚痴や不満を耳にします。
  もちろん一つひとつの言い分けには理由があるのでしょう。
  しかし、愚痴を言い続けることから、いったい何が
  生まれるでしょうか。不満や問題意識があるのなら、
  その問題を改善・解決するためにプラスの発信をしていきましょう。
  不満のエネルギーを、解決策を考えて提案するための力に
  変えていくのです。そのために必要なのは、ただの気合や
  頑張りではなく、世界と肩を並べて成長していくための
  世界標準の考え方です。日本人が世界標準の思考や行動を
  身につけるところから、復活の光明が見えてくるということです。」

本書で「世界標準の考え方」を示す齋藤ウィリアム浩幸さんは、
米ロサンゼルス生まれの日系二世。

10歳の頃からソフトウェアのプログラムの仕事を始め、
大学時代には寮の空き部屋をオフィスにして起業。

NEC、ソニー、東芝などと取引をしました。

その後、指紋認証など生体認証暗号システムの開発に成功し、
その技術がマイクロソフトに採用されて世界標準となりました。

また、トム・クルーズさん主演の2002年の映画
マイノリティ・リポート』では、虹彩認証システムの考証で
制作協力したそうです。

現在は、日本に拠点を移し、ベンチャー支援などを行っています。

齋藤さんは、何かを依頼されれば、解決の見通しがなくても
「Absolutely, yes!(はい。もちろんできます!)」
と常に答えきた、チャレンジ精神溢れる根っからの起業家。

本書では、そんな齋藤さんが、競争の激しい世界で
生き残っていくために必要な「5つの力」について解説します。

  第1の力は、「行動する力」。
  まずは行動し、失敗をもチャンスと捉える能力。

  第2の力は、「個性を活かす力」
  自分の個性を理解し、強みを活かす能力。

  第3の力は、「自分の考えをつくり、相手に伝える力」。
  主張する内容を豊かにし、ハッキリと伝える能力です。

  第4の力は、「違いを知る力」。
  多様性を受け入れ、1つの視点にとらわれず、
  多角的に問題に取り組む力です。

  第5の力は、「応用する力」。
  マニュアルに頼らず、その場、その場で最適な行動を選ぶ能力です。

外部の視点を持った齊藤さんからから見ると、
今の日本に足りないところがよく見えるのだと思います。

淡々とした語り口で、世界標準と比較して、
日本の改善すべき点を鋭く指摘しています。

本書を読んでいて、私が強く感じたのは、
やはり「アメリカ標準」が「世界標準」であるということです。

世界で戦っていくためには、勝者であるアメリカのルールに
従っていかなければならないように感じました。

日本での齋藤さんの認知度は、それほど高くないので、
本書では、半生記に約70ページの紙面が割かれています。

そのパートがあるからこそ、後半の「5つの力」の提言に
説得力が出てくるわけですが、少し冗長な印象がありました。

この本から何を活かすか?

  軸をぶらさずに、多様性を取り入れる方法

齋藤さんは、多様性を取り入れる方法として、
本書で「ピボット」を紹介していました。

バスケットボールで、ボールを持ったプレイヤーが、
片足をフロアにつけた状態で身体の向きを変える技術を
「ピボット」と言います。

ピボットとは、「軸足を中心とした方向転換」のこと。

企業においては、自社の軸となる技術を活かし、
異なる分野に方向転換を図ることです。

成功例では、富士フィルムや味の素、JTなどが挙げられています。

このピボットと横井軍平さんの「枯れた技術の水平思考」を
使い分けると、企業の生き残る道が見えてくるように思えます。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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