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ウェルチ、ガースナー、ベスーンに学ぶ 「企業変革」入門

2014年03月01日
経営・戦略 0
ウェルチ、ガースナー、ベスーンに学ぶ 「企業変革」入門ウェルチ、ガースナー、ベスーンに学ぶ 「企業変革」入門
(2014/02/20)
鈴木 博毅

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満足度★★★
付箋数:21

日本実業出版社さんから献本いただきました。
ありがとうございます。

  「どうすれば日本企業が新たな “再生と飛躍” を
  成し遂げることができるのか―。
  本書はこのテーマの答えを追求するために書きました。」

著者は、ビジネス戦略コンサルタントの鈴木博毅さん。

鈴木さんと言えば、『ガンダムが教えてくれたこと』などの
「ガンダム」シリーズの印象が、いまだに強いですが、
本書にガンダムは登場しません。

今回、鈴木さんが題材に選んだのは、3人のカリスマ経営者。

いずれも、経営の危機に瀕していた企業を見事に蘇らせた
米国の名経営者です。

1人目は、ゼネラル・エレクトリック(GE)の元CEO
ジャック・ウェルチさん。

「No1かNo2になれない事業からは撤退する」という方針のもと、
企業買収や再生を繰り返しました。

米「フォーチュン」誌では「20世紀最高の経営者」にも
選ばれたMr.カリスマ経営者です。

2人目は、IBMの元CEO、ルイス・ガースナーさん。

マッキンゼーから、アメリカン・エキスプレスのCEO、
ナビスコのCEOを経てIBMへ。

累積赤字150億円を抱えていたIBMを立て直したことで知られる
アメリカを代表する経営者の1人です。

3人目は、コンチネンタル航空の元CEO、ゴードン・ベスーンさん。

米海軍を経て航空会社に入り、以来一貫して航空業界を歩みます。

ボーイングの役員から、コンチネンタル航空に移り、
時間通りに到着しない航空会社ダントツNo1だった同社を改革。

倒産の危機にあった同社を1年で黒字転換し、見事に再生しました。

いかにして、3人の経営者は巨大企業の変革に成功したのか?

本書ではその共通点から、日本企業が再び輝くために
必要なヒントを探ります。

  第1章 凋落という現実に向き合えているか
  第2章 未来のマーケットを創出してきたか
  第3章 人を変革するスイッチはあるか
  第4章 危機の芽をきちんと摘んでいるか
  第5章 「成長」と「生き残り」戦略を両立させているか
  第6章 「管理」ではなく「率いる」ことができているか
  第7章 「モノづくり」を超える企業文化を育てよう
  第8章 次なる「再生」への準備を始めているか

この3社の改革はあまりにも有名で、それぞれの経営者が
行った改革の詳細は、次の名著で知ることができます。

  ・『ウィニング 勝利の経営』(GE)
  ・『巨象も踊る』(IBM)
  ・『大逆転! コンチネンタル航空奇跡の復活』(コンチネンタル航空)

これらの企業改革を1社だけで見てしまうと、
「ウェルチさんだから可能だった」、「その業界だからできた」、
「タイミングが良かった」など、特殊要因に目が行ってしまい、
それが再現可能な改革かどうかの判断がつきません。

しかし、環境が違う3社の共通点を探ることができれば、
それが「企業改革の原則」となるのです。

この本から何を活かすか?

企業の改革という大きなテーマでなくとも、
一般のビジネスパーソンが参考にしたのは、
3人のカリスマ経営者に共通する「人を動かすポイント」です。

本書では、部下にエネルギーを与える7つの方法が
紹介されていました。

  1. 相互信頼(信頼され、信頼する)
  2. 仕事の成果を出しやすくする
  3. わかりやすく目標を掲げる
  4. 競争を意識させる
  5. 問題を正しく突きつける
  6. 勝利を味あわせる、成功している部署を体験させる
  7. 相手をよく理解して手段を正しく使い分ける

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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この記事を書いた人: ikadoku
毎朝4時に起きて本を読み、13年以上ブログで紹介記事を投稿しています。北海道在住。たまに旅行で長期の休みを取ります。

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