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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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あ、「やりがい」とかいらないんで、とりあえず残業代ください。

あ、「やりがい」とかいらないんで、とりあえず残業代ください。あ、「やりがい」とかいらないんで、とりあえず残業代ください。
(2014/01/10)
日野 瑛太郎

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Kindle版
あ、「やりがい」とかいらないんで、とりあえず残業代ください。

満足度★★★
付箋数:18

  「この本では、 “やりがい” のために働くことがいちばん大事で、
  そのためであれば他のものを犠牲にしても構わない、
  という従来の働き方とはまた別の選択肢を提案したいと考えています。
  人間は、別に仕事のためだけに生きているわけではありません。
  結婚・出産・育児、趣味やボランティア活動など、
  仕事以外にも人生で重要なことは山ほどあります。(中略)
  それなのに、たかが仕事の “やりがい” のためにプライベートを
  犠牲にし、劣悪な労働環境でいいように使われて、
  心身ともにすり減ってしまうのはアホらしいと思いませんか。」

本書は、日本で当たり前とされる「働き方」に一石を投じる本。

著者は、「脱社畜ブログ」で人気の日野瑛太郎さん。

アマゾンを見ると、「ブログの内容と同じ」というレビューが
いくつもありますが、私は日野さんのブログ読者ではなかったので、
特に不満なく読むことができました。

  第1章 あ、今日は用事があるんで定時に失礼します。
  第2章 いえ、それは僕の仕事じゃないんで。
  第3章 はい、将来の夢は毎日ゴロゴロ寝て暮らすことです!
  第4章 えー、「従業員目線」で考えますと・・・・

「あ、“やりがい” とかいらないんで、とりあえず残業代ください。」
という本書のタイトルや各章のタイトルは、
多くの労働者が一度は言ってみたいけれど、
グッとこらえて心のなかにしまってきた言葉です。

お笑い芸人・飯尾和樹さんの「現実逃避シリーズ」に、
感覚的に近い部分があると感じました。

ただし、本書はギャグではなく、そんなことが言えない
労働環境こそが間違えであると主張します。

残業するのが当たり前の職場、払われない残業代、
あっても使えない有給休暇など、こういった労働環境自体が
そもそも間違っていると。

ただし、日野さんは「やりがい」をもって働くことを
否定しているわけではありません。

それも一つの選択肢。

しかし、誰もが「やりがい」を最優先する一種の洗脳された
状態がおかしいのであって、人によって優先するものは
違ってもいいはずという考えです。

仕事の「やりがい」を否定することがタブーとなっている
ことに問題を感じ、日野さんは本書を執筆しているのです。

  「 “社畜” になってただ真面目に働いてさえいれば、
  それで幸せになれるという時代はもう終わったのです。」

日野さんがススメるのは、会社と自分を切り離して
考えられるようになる、「脱社畜」です。

確かに日野さんの言っていることは間違っていませんが、
日本の企業で働くビジネスパーソンが、本書に共感しても、
余計に理想と現実の違いを感じ、苦しくなる可能性もあります。

本当に幸せになるためには、骨の髄まで社畜となって
徹底的に働くというのも一つの選択肢だと思います。

本書は、日野さんの考えに同調できる人、同調できない人、
読む人によって評価が大きく別れる本だと思います。

この本から何を活かすか?

  「マクロを使って仕事を効率化したら “ズルだ” と言われました」

インターネットの相談サイトにこのような内容の投稿があり、
一時期、物議をかもしたと本書で紹介されていました。

相談者は、それまで手作業でやっていた仕事をエクセルのマクロを
利用することで、1時間かかっていた作業を1分に短縮しました。

すると職場の先輩からそれは次のように非難されたそうです。

  「エクセルのマクロを組んで仕事を自動化させて終わらせても、
  それはズルをしているのと同じことで、“仕事が早い”とは言わない。
  仕事が早いというのは同じ環境でどれだけ間違いがなく効率よく
  作業ができるかだ」

先輩はトンデモないのは勿論ですが、
「作業は仕事ではなく、仕組み化こそが本当の仕事です。」
と言い返すぐらいの気概を相談者にも持って欲しいものです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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