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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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その言葉だと何も言っていないのと同じです!

その言葉だと何も言っていないのと同じです!その言葉だと何も言っていないのと同じです!
(2014/01/30)
吉岡 友治

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満足度★★★★
付箋数:24

日本実業出版社の細野さんから献本いただきました。
ありがとうございます。

具体的には、どうしたら良いのかわからないけれど、
言われるとなんとなく納得してしまう言葉。

本書の著者、吉岡友治さんはそういった種類の言葉を
「マジック・ワード」と呼びます。

例えば、「可能性はゼロではない」という言い回し。

中身がないのに、わかった気になってにしまうのでたちが悪い。

本書は、そんなマジック・ワードを反面教師にして、
「自分の考えを論理的に伝える技術」を解説します。

本書ではシチュエーション別に36個のマジック・ワードを
紹介します。

私はこれを読んで、普段、自分がどれだけマジック・ワードに
毒されていて、いかに中身のない発言をしていたかがよくわかりました。

ちなみに、本人は意識せずにマジック・ワードを使いがちなのは、
「直感を信じ過ぎる人々」、「いつも正しいことを言いたがる人々」
「何も考えなくなった人々」です。

少し本来の目的からは外れますが、論点をスルーしたい時に、
あえてマジック・ワードを使って状況を切り抜ける視点も
提示しているのが、本書の面白いところです。

例えば、上司から注意を受けた時に、あなたが
マジック・ワードを駆使して答えると、次のような会話になります。

  あなた 「お言葉はよくわかります。しかし、これはそもそも
      悩ましい問題です。評価に関しても、人それぞれだと思います」

  上司  「私の言うことが間違っていると言いたいのか?」

  あなた 「いえ、今回のことは一人ひとりができることを
      しただけであって・・・・」

  上司  「きみがもっと頑張れば、この案件はうまくいったはずだ」

  あなた 「私なりに、主体性をもって取り組んだつもりですが、
      そういうご評価をいただくとは・・・不徳のいたすところです。
      とにかく、いっそう市場の動きに注目したいと思います」

  上司  「つべこべ言い訳をするな!」

  あなた 「失敗は二度と繰り返してはならない。それは私も同意いたします。
      ただ、会社の限られた資源を有効に使うなら、実行にかかる前に、
      もっと議論すべきだったと思います」

この会話の中で、あなたが使ったマジック・ワードは、
「悩ましい問題」 「人それぞれ」 「一人ひとりができることをした」
「主体性をもって」 「市場の動きに注目し」 「二度と繰り返してはならない」
「限られた資源を有効に使う」 「もっと議論すべき」です。

怒れる上司に対して、雰囲気だけのマジック・ワードを使い、
具体的にどんな手を打つかを何も言わずに、
その場をなんとかやり過ごす作戦ですね。

もちろん、本書ではキャッチーなマジック・ワードの
紹介にだけ留まらず、「自分の考えを論理的に伝える技術」も
しっかり解説します。

吉岡さんが挙げる、論理的に伝えるためのポイントは以下の5点です。

  1. まず言葉を定義しよう
  2. 首尾一貫して考えよう
  3. 主張の正しさは根拠で示そう
  4. 論理とイメージを対応させよう
  5. 結論まで同一の内容にしよう

この本から何を活かすか?

「枠を埋める作業」を続けていると、コメントが枯渇し、
いつも同じ表現を使ってしまう。

定期的に情報を発信し続けなければならないマスコミは、
こういった言葉の罠に陥ると、吉岡さんは指摘します。

私も、日々ブログを更新するのは、「枠を埋める作業」なので、
思考停止状態にならないよう注意しなければなりません。

よくあるステレオタイプな表現をリストアップして、
そういった常套句に頼らないようにするのが、
吉岡さんからのアドバイスです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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