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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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ヒンシュクの達人

ヒンシュクの達人 (小学館新書)ヒンシュクの達人 (小学館新書)
(2013/12/02)
ビートたけし

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満足度★★★
付箋数:18

2013年9月に放送されたTBSの「オールスター感謝祭」で、
北野武さんは、「ペニオク詐欺」で問題になったタレントの
小森純さんが出演しているのを見つけ、生放送で、
「きょうはペニーオークションが来ている・・・・」と言い出し、
スタジオを騒然とさせました。

もちろんこの発言は、スタジオだけでなく、
インターネット上でも大きな話題となりました。

その前の2013年3月の放送でも、妊娠中絶騒動のあった
オリエンタルラジオ藤森慎吾さんに対して、たけしさんは
「女はらませてカネとられたヤツだ!」とも発言しています。

突然生放送でタブー視されていることに触れ、
何を言い出すかわからない暴走する危うさが、
タレント「ビートたけし」さんの魅力でもあります。

これらの発言について、たけしさんは、
本書の「はじめに」で、次のようにその真意を明かします。

  「オイラの顰蹙(ヒンシュク)発言にはそれなりの計算というか、
  考えもある。ペニオクの件を本人の前で言っちゃったことを
   “とんでもない” って言う人もいるけど、本当にそうなのか。
   “それは言わない約束” ってことで、勝手にタブーに
  しちゃうほうが、かえって本人には辛いんじゃないだろうか。
  オイラがやったみたいに、一度 “笑い” にして晒し者に
  なったほうが楽なんじゃないか。それが “禊ぎ” になるんだよ。
  そのまんま知らんぷりしていたら、そいつらは昔のスキャンダルで
  ずっと悩まなきゃいけなくなる。」

ネット上でも小森さんの完全復帰を手伝ったのではないか
との声もありましたが、実際にたけしさんは
そこまで考えていたというわけです。

本書の中でも、「メイク・ラブマシーン」とも言われた
矢口真里さんに対しても、「間男コンスタント」として
復帰するようエール(?)を送っています。

たけしさんの、言いたい放題に見える発言は、
物議を醸すことがよくありますが、
それは言い方やタイミングを考えてのこと。

  「決して何も考えずに思ったことをぶちまけている
  わけじゃない。
  まァ、大げさに言えば “武器としての顰蹙” とでも言うのかな。」

なかなか、たけしさんぐらいにならないと、
ヒンシュクを武器にすることはできないですが、
そこまでできると、かっこイイですね。

本書は、ヒンシュクの買い方のHowTo本ではありません。

いろいろな時事ネタに対して、ツッコミを入れたコラム集。

週刊ポストに連載された「ビートたけしの21世紀毒談」から、
特に反響の大きかったエピソードを抜粋して、
加筆再編集したものです。

中には少し古くなった話題もありますが、
さすがと膝を打つような、痛快さが随所に見られます。

たけしさんが強烈な毒を吐きながらも、多くの人に
愛されるのは、キャラクターだけによるものではなく、
その裏にはしっかりとした計算ががあることが
よくわかります。

この本から何を活かすか?

  「こないだ “どんな葬式がしたいか” って聞かれたけど、
  オイラは自分が死んじまった後のことなんてどうだっていい。
  どうせ立派な戒名をつけたって誰も覚えやしないし、
   “たけし” って呼ばれ続けるに決まってるんだからね。」

たけしさんは、自分にふさわしい戒名を考えています。

  「駒根知院武笑珍宝大居士(コマネチ インブ ショウチンポウ ダイコジ)」

最近では、お坊さんに戒名料を払わず、
自分の戒名を自分でつける人もいるそうです。

たけしさんの爆笑戒名のように、自分の納得できる戒名を
生前から考えておくのもいいかもしれませんね。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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