活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

PREV | PAGE-SELECT | NEXT


≫ EDIT

トップリーダーが学んでいる 「5年後の世界経済」入門

トップリーダーが学んでいる 「5年後の世界経済」入門 いま知っておくべきこと、やるべきことトップリーダーが学んでいる 「5年後の世界経済」入門 いま知っておくべきこと、やるべきこと
(2013/12/19)
中原 圭介

商品詳細を見る

満足度★★★
付箋数:20

日本実業出版社、細野さんから献本いただきました。
ありがとうございます。

  「私は、経営コンサルタントとして仕事をする一方で、
  経済アナリスト(エコノミスト)としても活動しています。
  私は “経営と経済は一体である” と常日頃から考えていますが、
  本書では “これから5~10年スパンの世界経済の見通しを
  述べながら、リーダーは今、何をしておくべきなのか”
  をご提案させていただいています。」

著者は、人気エコノミストの中原圭介さん。

本書では、5年後の世界経済の未来予測を中心に、
後半では自己啓発書的な内容も述べられています。

中原さんの読む、未来図の軸は「シェール革命」。

シェール革命とは、今まで難しかったシェール層からの
石油や天然ガスの採掘技術がアメリカで開発されたことで、
世界のエネルギー事情が大きく変わることを指します。

アメリカには、石油や天然ガスの100年分を超えるほどの
シェールガスが埋蔵されているとか。

本格的に採掘が始まれば、世界最大のエネルギー輸入国だった
アメリカはエネルギー輸出国になるとの見方もあります。

それでは、このシェール革命が現実のものとなると、
世界経済はどのように変わるのでしょうか?

まず、中原さんが予測するのは、世界の生産拠点が変わること。

具体的には、世界中の工場が集まっていた「中国」から、
生産拠点がエネルギーコストの安くなる「アメリカ南部」へ
移るということ。

これはアメリカ企業の国内回帰のみならず、
日本、中国、台湾の企業にも、同様の動きが出るようです。

このシェール革命で変わるのは、エネルギー事情だけに留まらず、
世界経済にも大きく影響すると中原さんは予測します。

特にアメリカはシェール革命で、エネルギー自給率が上がります。

すると、これまで中東からの原油の輸入で計上していた
貿易赤字が大幅に縮小し、経済的にも復活を遂げるそうです。

  「シェール革命の真骨頂は、なんといっても、アメリカが
  再び世界経済の絶対的な盟主に復活する大きなチャンスに
  つながるということです。」

逆に産油国である中東やロシアの経済は悪化。

日本においては、2017年以降アメリカからのシェールガス輸入が
可能になり、大幅なエネルギーコストの値下がりが実現すると
予想されています。

ですから、日本企業が苦しい時期も、あと5年だというのが、
本書での中原さんの見込みです。

  第1章 中国は崩壊もありうる
     これからは投資すべきではない
  第2章 アメリカは製造業大国になる
     エネルギー価格下落を再評価すべき!
  第3章 世界各国への投資のタイミングはいつか?
     どこの国と付き合うべきか?
  第4章 「チャイナ・プラス・ワン」から「アメリカ・プラス・ワン」へ
     アメリカは“よいデフレ”によって復活する!
  第5章 日本はこれからどうすべきか
     グローバル化の中でのリーダーの戦い方
  第6章 世界で生き抜くために今からできること
     日本力を活用せよ

この本から何を活かすか?

中原さんは、本書で「企業の失敗史」を作ることを勧めています。

いわゆる社史を作る場合、過去の栄光を綴っても
そこから学べることは少なく、失敗にこそ多くの教訓が
含まれているからです。

個人的には、この「失敗史」を作ることは、
投資やトレードを行う人にとっても必要だと思います。

過去から学ばなければ、同じ失敗を繰り返してしまいます。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
関連記事

このエントリーをはてなブックマークに追加

| 社会・国家・国際情勢 | 06:24 | comments:0 | trackbacks:1 | TOP↑

COMMENT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://ikadoku.blog76.fc2.com/tb.php/1990-8d772dd0

TRACKBACK

トップリーダーが学んでいる5年後の世界経済入門の読書と足跡

トップリーダーが学んでいる5年後の世界経済入門 著者 中原圭介 ◎カリスマエコノミストが、今後の世界経済の趨勢を独自の視点から予測 他国の経済状況が、目の前の仕事へも影響を及ぼす時代、今後の世界経済の動向は、どんなビジネスパーソンでも、ぜひ知っておきたいところです。 本書は、カリスマ・エコノミストとして多くのファンを持つ中原圭介氏が、「今後5年間の世界経済」...

| 読書と足跡 | 2016/02/21 10:28 |

PREV | PAGE-SELECT | NEXT