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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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その科学があなたを変える

その科学があなたを変えるその科学があなたを変える
(2013/10/25)
リチャード ワイズマン

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満足度★★★★
付箋数:23

1968年、米アイオワ州の小学校教師、ジェーン・エリオットさんは
授業の中で、驚くべき実習を行いました。

エリオットさんは、青い目をした子は、茶色い目をした子より
優秀だと教室で話したのです。

最初は信じなかった生徒たちも、青い目は色素のせいであり、
その成分が頭の良さに影響するという、もっともらしい説明を
加えると一様に信じました。

生徒が、この偽りの説明を信じたところで、
エリオットさんは、次のようなルールを設けました。

青い目の子は優秀なので、昼食のお代わりができ、
休み時間も長くとれ、教室の前に座ることができる。

一方、茶色の目の子どもは、茶色の目の子としが遊んではいけない、
青い目の子どもたちと同じ水飲み場を使ってはいけない。

更に、違いを際だたせるために、茶色い目の子どもたちに
首輪のようなものを着けさせました。

すると、子どもたちの人格は劇的に変わり、
青い目の子どもは偉そうに威張り散らすようになり、
茶色の目の子どもはオドオドと卑屈になりました。

テストでも、青い目の子どもは茶色の目の子どもより
良い点数を取るようになったのです。

数日後、エリオットさんは、先日は私が間違っていた、
本当は茶色の目の子どものほうが、青い目の子どもより
優秀なのですと言いました。

すると、子どもたちの自己意識は逆転し、青い目の子どもは
控え目になり、茶色の目の子どもが自信にあふれた行動を
とりはじめました。

最終日、エリオットさんは、これはすべて差別される人の
気持ちを理解するための実習だったと説明し、
青い目の人も茶色の目の人も能力に差はないと話し、
子どもたちに着けていた首輪を外すように言いました。

すると、生徒の中では泣き出す子が続出し、
互いに抱き合う子も大勢いたそうです。

今の時代では、できないような大胆な実験ですが、
これは「行動」が「感情」を生み出す最たる例です。

よく、人は幸せを感じて笑うのと同様に、
笑うと幸せを感じられるとも言われます。

このように、因果関係を逆にして、感情を呼び起こすために、
そうであるかのような行動を先に取ると効果があることが
知られています。

本書の著者、 リチャード・ワイズマンさんは、
これを「as if(のように)の法則」と名付けています。

本書は、○○のように振る舞うと、そのような感情になることを、
数多くの実験データで裏付けて解説する本です。

また、単に「as ifの法則」を説明するだけでなく、
行動を変えるための様々なエクササイズも用意されています。

ワイズマンさんは、本書の冒頭で読者に「ルール」を破るように
言います。

これは印刷された「ザ・ルールブック」(ただの紙)というページを
破り取って、4つにちぎり、丸めて4つの紙玉にするエクササイズ。

それが本書の原題「Rip It Up(破ってみよう)」なのです。

3年前に刊行されたワイズマンさんの
その科学が成功を決める』は、本当に素晴らしい本でしたが、
本書もそれに迫る興味深い本でした。

この本から何を活かすか?

  「自分の弱点を左手で書くと自信がアップする」

これは、紙と鉛筆を使うエクササイズです。

  1. 自分の自信度を1(まったく自信なし)から7(非常に自信あり)
   までの点数で評価する。

  2. 自分の良い特徴にあてはまる形容詞を3つ、自分の悪い特徴に
   あてはまる形容詞を3つ書き出す。

  3. 鉛筆を聞き手と逆の手で握り、自分の悪い特徴として挙げた
   3つの形容詞をゆっくり紙に書く。

  4. 鉛筆を聞き手で握り、自分の良い特徴として挙げた3つの形容詞を
   ゆっくり紙に書く。

  5. 自分自身に感じる自信度を1から7までの点数で評価する。

すると最初の自信度に比べて、点数が上がる傾向にあるそうです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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