2008.03.17 Mon
正しさを貫く
正しさを貫く
(2007/09/19)
飯田 亮 商品詳細を見る
満足度★★★
先日、横浜市の「ホテルニュー京浜」の火災事故で、
警備会社セコムのシステムが作動しなかったというニュースを聞きました。
そこで読んだのが、この本です。
著者はセコムの創業者、飯田亮さん。
本書は、その飯田さんの仕事と経営の哲学をまとめたものです。
対象は、けっこう幅広い読者に向けて書かれていて、
第1部は、若手のビジネスパーソン向けの内容。
第2部は、中堅から経営者へ向けた内容。
そして、第3部は日本経済新聞に連載した「私の履歴書」を
再掲載したものになっています。
しかし、本書のタイトルもそうですが、セコムという会社は、
ずいぶん難しいことを追求する会社です。
それは、判断の尺度を「正しいか、間違いか」の2択にし、
「セコムらしさ=正しさの追求」と言い切っているからです。
ここでいう正しさとは、セコムにとっての正しさではなく、
社会にとっての正しさを基準にしているようです。
単純に社会にとっての正しさといっても、国や時代によって、
正しさの基準が異なるでしょうから、恐らく飯田さんが目指すものは、
普遍的な「正義」を求めることになるのでしょう。
こてっれ、ものすごく大変なことですが、
安全を売る会社には、そうあって欲しいものですね。
また昨日の記事で、運や直感と経営についての本を取り上げましたが、
飯田さんも本書で、勘の大切さや運を強くする方法について書いていたので、
「つながっているな〜」と、妙にこの偶然に感心してしまいました。
本書は読んでいて、非常に背筋を正される感じを受けます。
今回ニュースになった火災事故で死傷者がでたことは、
大変痛ましいことですが、本書を読む限りセコムという会社は、
この経験を糧に、より強い会社になっていく気がします。
この本から何を活かすか? 飯田さんは、よく「あと5分間考えよ」と言うそうです。
考え抜いてこれでイイと思ってから、あと5分。
そうすることで、システムの漏れが見つかったり、
新しいアイディア出てくる場合もあるようです。
知恵をふりしぼった後にあと5分ですから、なかなか辛そうですが、
やってできないことのない「5分」と時間を限定している点が、
実効性を高くしているのでしょう。実践してみます。
Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
| ビジネス書とか | 11:04 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑


