2008.03.15 Sat
成功の瞬間

成功の瞬間 なぜ起業家に運と直感が不可欠なのか
(2007/11/30)
主藤 孝司 商品詳細を見る
満足度★★
直感、偶然、インスピレーション、シンクロニシティ、
インサイト、洞察力、セレンディピティ・・・
成功には、直感や偶然が関係することが多いと言われます。
しかし、直感による企業の経営は、あまり良い評価を受けません。
それは直感が個人に由来し、ノウハウ化できず、
再現性もないからです。
本書は、誰もがその存在を認めながら、
論理的に説明できないことから、あまり語られてこなかった、
直感や偶然と起業家が成功する関係を考察するものです。
著者の首藤考司さんは、4年の歳月を費やし、
成功した起業家にアンケート調査やインタビューを行い、
本書を執筆しています。
この調査から、首藤さんは興味深い仮説を立てています。
「目標や目的を設定しない方が、起業して成功する可能性が高くなる」
人は目標を立てると、集中モードに切り替わりますが、
起業する初期の段階では、一つのことに固執せず、
いろいろな偶然がもたらすチャンスを広く受入れる「柔軟性」の方が
より重要であるとの考えです。
そして、起業する前に、やみくもに知識や情報を詰め込むことが、
かえって柔軟性を失う原因となることを指摘しています。
言い換えると、いろいろなことをやってみて、ビギナーズラックがあったら、
その後から知識を詰め込んで、目標を持って経営するようなものですから、
現実的には、なかなか難しいかもしれません。
本書を読んで、これから起業する人が知識や情報を捨てて、
直感だけに頼って、勝負にでることにはならないと思いますが、
いろいろなチャンスにめぐり合えるよう、アンテナを広く張って、
柔軟性を持って行動するための、参考にはなりそうです。
この本から何を活かすか?
「なぜ、成功している人には多くの偶然が発生するのか?」
この問いに対し首藤さんは、
成功する人は「柔軟性」と「小さな変化に気づく力」を持っていて、
更に、自らの潜在意識が周囲の人へも影響を与え、
それが他人が起こす偶然の出来事として本人にフィードバックされると、
推測しています。
ちょっと話しはズレますが、私は以前から、
「なぜ、この人の周りでは、面白いことばかり起こるのか?」
と考えることがありました。
この私の疑問の解答も、
首藤さんの仮説を当てはめると、妙に納得できる部分がありました。
Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
| ビジネス書とか | 06:43 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑



ぼく自身は、先が読めないほうがおもしろそうだと思うので、
きっちり計画をたてるようなことはしない(できない)ですね。
単にずぼらなだけかもしれませんが・・・
このエントリを拝読して、いますごく関心がある理論を連想しました。
去年ぐらいに知った考えで、ご存知かもしれませんが
「計画された偶然理論(planned happenstance theory)」というものです。
すでに数多くのブログで書かれてます。たとえば
http://akihitok.typepad.jp/blog/2007/07/post_33f9.html や
http://blog.mochiko.net/?eid=217852 など。
ぼくの性格に、よく合っている気がしているので、
これからが楽しみです。
| kenn | 2008/03/17 02:44 | URL | ≫ EDIT