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外資系コンサルタントのインパクト図解術

外資系コンサルタントのインパクト図解術外資系コンサルタントのインパクト図解術
(2013/07/24)
清水 久三子

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満足度★★★★
付箋数:22

2012年5月に刊行した『プロの資料作成力』が好評だった
プロを教えるプロと呼ばれる図解の達人、清水久三子さん。

本書は、前著で伝えた資料作成の基本動作を踏まえた上で、
さらにインパクトを出すためのノウハウが体系的に
まとめられています。

言わば、『プロの資料作成力』の上級編。

しかし、本書は「図解術」の本でありながら、
本書自体が、あまり図解されていない印象を受けます。

それは、メッセージの練り方や、ストーリーの作り方にも
かなりのページを割いて説明しているから。

  「本書を “図解のテクニック本” と認識されて手に取られた方は、
  なかなか図解の話が出てこないと思われるでしょう。
  本書では、相手の心を動かすという目的のもとに “メッセージ”
   “ストーリー”  “図解” を一連の流れとしてまとめており、
  図解は後半部分にあるからです。」

図解の本でよく見かけるのは、スライドやプレゼン資料の例を
多く並べたレファレンス本。

これらの本では、スライドをそのまま真似ることができます。

しかし、それは上っ面の表現方法のみを真似ているだけで、
真にインパクトのあるメッセージにはなりません。

清水さんは、もっと深い部分から、図解の「方法論」を伝えます。

本書では、インパクトのあるメッセージの作り方と、
それを図解して伝える方法が解説されているのです。

ちなみに、外資系コンサルタントの間で、かつて「バリュー」
という言葉が頻繁に使われていたそうですが、
最近この言葉に変わって、よく使われるようになったのが
「インパクト」という言葉のようです。

  インパクト = 印象力 × 説得力 × 影響力

インパクトのある図解では、「1秒」で相手に伝わり、
「1分」で相手が動き出します。

本書ではインパクトのある図解の仕方を
3つのステージと6つの要件で解説。

  ステージ1  影響力で「感動を与える」
       ・単純明快であること
       ・意外性があること

  ステージ2 説得力で「納得させる」
       ・具体性があること
       ・信頼性があること

  ステージ3  印象力で「記憶に残す」
       ・感情に訴求すること
       ・物語性があること

本書は、明日には資料を仕上げなければならないなど、
差し迫っている人にはちょっと向きません。

今までの資料作りを、本格的にブラッシュアップしたい人や、
図解をもう一段上のステージ上げたいと思っている人向け。

私は本書を読むまでは、メッセージを「単純明快」に
するのが難しいと感じていました。

しかし、本書で「単純明快にできない理由」が挙げられ、
その解決方法が示されていたので、個人的には有難かった。

この本から何を活かすか?

  「コンサルタントの典型的な話し方として
   “ポイントは3つあって、1つ目は・・・・” という話し方が
  ありますが、はっきりいってあまりウケはよくありません。
  ポイントや結論だけを並べられても他人事のように
  感じさせてしまうからです。」

事実を伝える目的では、結論だけを伝えることで
スムーズに事が運びます。

しかし、相手の感情に訴え、能動的に動いてもらうためには、
「物語」の力が必要というわけです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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