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世界のエリートはなぜ、「この基本」を大事にするのか?

世界のエリートはなぜ、「この基本」を大事にするのか?世界のエリートはなぜ、「この基本」を大事にするのか?
(2013/08/07)
戸塚隆将

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満足度★★★
付箋数:20

国内の大学卒業後、新卒でゴールドマン・サックスへ入社。
その後、ハーバード・ビジネス・スクールへ私費留学。
帰国後は、マッキンゼー・アンド・カンパニーへ入社。

投資銀行、ビジネス・スクール、経営コンサルタント、
それぞれの分野で「世界最高」と言われる場所で
キャリアを積んできた戸塚隆将さん。

  「本書では、私自身のゴールドマン、マッキンゼー、
  ハーバードでのキャリアを振り返り、共通する基本の考え方、
  価値観、仕事の流儀を思い起こしてみました。」

戸塚さんは、これらの企業や大学院に集まる
世界のエリートには、共通点があることに気づきました。

それは「基本に徹する」ということ。

ゴールドマン、マッキンゼー、ハーバードに共通する
基本とは、大きく分けて次の4つです。

  1. 人との「つながり」を大切にする
  2. 「自分磨き」を一生継続する
  3. 「日々の成果出し」に強くこだわる
  4. 「世界的な視野」を常に意識する

本書では、これらを6章、48項目に分けて説明していますが、
聞いたことのないような目新しいものは、ほとんどありません。

また、難易度においても1つ1つは、
それほど難しく感じないことがほとんでしょう。

それでは、なぜ、一般のビジネスパーソンと、
世界のエリートの差はつくのでしょうか?

それは、1つ1つの項目に対しての深さ、
徹底の度合いが違うからです。

よく単純な仕事として、コピーを頼まれても、
仕事のデキル人と、そうでない人の差がつくと言われます。

世界のエリートと呼ばれる人たちは、そんな些細な事でも
最高のパフォーマンスが得られるよう、常に考えて行動します。

そうした全ての積み重ねが、圧倒的な差になっていくのです。

本書には具体例として、「上司へのホウレンソウ」の
話が出てきます。

もちろん、上司に聞かれる前に先手必勝でホウレンソウします。

ただし、世界のエリートは、ここに念押し型の仮説思考を入れます。

  「私は○○と考えています。理由は△△です。
  この方向で進めてよろしいでしょうか?」

連絡して、報告して、相談をする3つのプロセスを
効率よく実現するために、まず、自分なりの仮設を立てて、
結論を導きます。

結論を先に言い、簡潔に理由を述べ、承認を求める。

ホウレンソウの仕方1つで、上司から得られる信頼に差がつき、
いずれ大きな仕事を任されるようになるのです。

本書の後半では、世界に打って出るキャリアを高めるために、
短期間での英語力の身につけ方や、英語での議論の仕方などが
説明されています。

そして、「あとがき」では戸塚さんが代表を務める会社が
提供する実践ビジネス英語力をつけるプログラム
CLUB900」がさらっと紹介されています。

ポジショントークではあるものの、押し付けがましくなく、
あくまで参考程度に紹介されていたので、好感が持てました。

この本から何を活かすか?

戸塚さんは、会議の時の発言内容を3つに分けています。

  A  知識集約型意見(ある知識に基づいた発言)
  B  アイディア集約型意見(ある新たなアイディアを提供する発言)
  C  論理整理型意見(論理を整理する発言)

外国人と英語で会議を行う場合は、Cの論理整理役として
貢献することがポイントのようです。

その時、活躍するのが「What if ?」による問いの投げかけ。

会議で使える「What if ?」のフレーズパターンを
いくつか持っておきたいところです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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