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「空気」を変えて思いどおりに人を動かす方法

「空気」を変えて思いどおりに人を動かす方法「空気」を変えて思いどおりに人を動かす方法
(2013/09/05)
鈴木 博毅

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満足度★★★★
付箋数:26

著者の鈴木博毅さんより献本いただきました。
ありがとうございます。

「KY(空気読めない)」という言葉がある通り、
私たちは「空気」に支配されています。

「特定の空気」の中に入ると、特に私たち日本人の行動は
「空気」に影響されてしまいがち。

そして、空気で成功する人と、空気で失敗する人がいます。

これは単純に空気を読んで成功する人と、空気を読めずに
失敗する人がいるという話ではありません。

成功する人は、空気を読み、空気をあるべき方向に動かし、
新たな空気を作りだすことができるのです。

本書は、ビジネス戦略・組織論のコンサルタントの、
鈴木博毅さんが、「空気」の正体を突き止め、
「空気」を制して勝者になる方法を解説した本です。

ところで、「空気」とは、一体、どんなものなのでしょうか?

空気を制するには、その本質を正しく見抜く必要があります。

一部で、「空気=同調圧力」という見解もあるようですが、
鈴木さんの考えは少し違います。

同調圧力とは、同じ方向への強制ですが、
実際には、そのことには触れないという空気もあります。

本書では「空気」を次のように定義します。

  「ここで “それは検討しません” という暗黙の了解」。

一度この空気が作り出されてしまうと、思考の死角が生まれ、
何らかの悪い出来事が起こる場合もあるので、
悪い空気は、早目に動かす必要があるのです。

鈴木さんは、本書で「空気」を4つのタイプに分類します。

  1. 問題への「問い」を設定することで生まれる「空気」
  2. 体験的な思い込みに固くこだわることで生まれる「空気」
  3. 検証、測定によって偏った理解に固執して生まれる「空気」
  4. 選択肢を限定してしまうために生まれる「空気」

本書では、この4タイプの「空気」に対して、
それを動かす4つのスキルとテクニックを
数多くの事例を交えながら解説します。

空気を動かす4つのスキルを駆使した例の1つとして、
挙げられているのがプロ野球でヤクルト、阪神、楽天の
監督を歴任した野村克也さん。

楽天の監督を田尾さんから引き継いだ時に、
野村さんは、現実に対して新しい「問い」を設定して、
「空気」を変えるという手法を使いました。

田尾監督時代には、設立当初の楽天が勝てない理由について、
「戦力が足りない」という結論しか出てきませんでした。

それに対して、野村監督は次のような「問い」を立てたのです。

  ・どうすれば足りない戦力で戦えるのか?
  ・楽天を将来どのようなチームにすべきか?
  ・そのためには何が足らず、何がどれだけ必要で、
   どれくらい時間がかかるのか?

この「問い」を立てることで、当時の楽天にあった
「勝てない空気」を少しずつ「勝てる空気」に変えていくことに
成功したのです。

空気は使う人によって、それが武器にも、足枷にもなります。

本書は、空気をどう読めばいいのかわからない人や、
人間関係の重苦しい空気を動かしたい人にも役立つ本です。

この本から何を活かすか?

  「空気」を動かすためのキラーフレーズ

空気は、ほんのひと言で大きく変わることがあります。

本書の最終章には、「空気」を動かすキラーフレーズが
まとめられていました。

その中から、私がすぐに使ってみようと思ったのは
次の3つのフレーズです。

  ・「こんなとき、ほかの人ならどうしますか?」
  ・「最終的に何を達成すべきですか?」
  ・「例えば、こういう方法も可能ですか?」

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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