96%の人がやっていない 稼ぐ人の常識破りの仕事術
2013年09月12日
![]() | 96%の人がやっていない 稼ぐ人の常識破りの仕事術 (2013/08/30) 北岡秀紀 商品詳細を見る |
満足度★★★★
付箋数:23
AYAインターナショナル加藤さんより献本いただきました。
ありがとうございます。
あなたの周りにいる人を思い浮かべてください。
他の人より圧倒的に仕事がデキると言われたり、
ビジネスで成功している人は、何人くらいいますか?
周りに1人もいないということはないと思いますが、
それほど多くはないはずです。
なぜ、ビジネスで成果をあげる人は少ないのか?
ビジネスコンサルタントの北岡秀紀さんは言います。
「ビジネスにおいて成果をあげる人はごく少数です。
ということは、ビジネスで成果をあげるという点において、
“常識” は間違っている。それが私の考えです。」
「常識」とは正解ではありません。
多くの人が、それが当たり前だと信じていることです。
しかし、中には常識を疑い、多くの人が取る行動とは
違う行動を取る人が、わずかにいます。
それがビジネスで成果をあげる人なのです。
本書で北岡さんは、私たちが当たり前だと思っていた常識を、
ことごとく否定します。
「本書を読まれたらイラッとすることが多数あるはずです。
信じていた “常識” を否定されるのですから。
しかし、イラッとしているということは、それだけ “常識” に
とらわれいるサインです。」
・電話を取る → 電話は都合のいい時にまとめて折り返す
・仕事の効率をあげる → それって、本当に必要な仕事?
・速読で情報収集 → 本当に必要なのは役立つ本を選ぶ技術
・競合調査をする → パクるなら全く違う業界から
・お客さまは神様 → その神様は貧乏神じゃないですか?
・季節のしきたり → それ何の意味があるの??
・これからはノマドの時代 → ノマドも結局、だだの下請け
北岡さんが言っていることが、すべて人にとっての
正解というわけではありません。
一見、ただの天の邪鬼に思えるような考えもあります。
しかし、本当に大切なのは、世間で言われる「常識」が、
自分にとっての正解かどうか、一度疑ってみることです。
あまりにも、常識に囚われすぎていると、
それが常識であることにさえ気づきません。
「常識」と書いて「あしかせ」と読む。
本書を読むと、今まで自分がどんな「足枷」をつけていたのか、
気がつくことができます。
ちなみに、タイトルの「96%の人がやっていない」は、
次の計算から由来します。
パレートの法則(80:20の法則)で、
成果をあげている人は、全体の20%。
更に、その20%の人の中でも、80%の収益をあげる20%の人がいる。
つまり全体の20%×20%=4%の人が収益を稼いでいる人。
そのたった4%の人が、稼いでいる収益は全体の
80%×80%=64%にもなるのです。

ビジネスの常識、「優先順位を決めろ」を疑う。
優先順位を決めて仕事をしようとすると、どうしても「緊急度」
だけが優先されてしまい、「重要度」が後回しになってしまいます。
分かっているけれどできないジレンマを解消するために、
北岡さんは次の方法を提案をします。
「1週間ごとに重要な仕事をアポイントとして入れておくことです。
毎週最低ひとつは、長期的視野に立って重要なことを完了させる
というルールを作ります。」
長期的に必要な行動が取れると、緊急で起こる問題も
どんどん減っていく好循環を生むようです。
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