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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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子どもはなぜ勉強しなくちゃいけないの?

子どもはなぜ勉強しなくちゃいけないの?荒俣宏、内田樹、瀬戸内寂聴、坂東眞理子、福岡伸一、藤原和博、茂木健一郎、養老孟司 8人の識者に聞きました子どもはなぜ勉強しなくちゃいけないの?荒俣宏、内田樹、瀬戸内寂聴、坂東眞理子、福岡伸一、藤原和博、茂木健一郎、養老孟司 8人の識者に聞きました
(2013/06/20)
おおたとしまさ

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満足度★★★
付箋数:20

  「なんで勉強しなくちゃいけないの?」

これは、よく子どもが持つ疑問です。

大人だって、自分が子どもの時には同じような疑問を
持った人も多いでしょう。

  「どれだけの大人が、この問いにひるまずに答えることが
  できるでしょうか。自分自身ではっきりとした答えを
  持ち合わせていないのに、 “とりあえず子どもには勉強してほしい”
  と思っている親御さんも多いのではないでしょうか。」

個人的には、大人自身に「もっと勉強しておけばよかった」
という後悔の念が強ければ強いほど、自分の子どもに
勉強してほしいと強く願うのだと思います。

子どもには、よく遊び、よく学び、様々な経験を積んでほしい。

それが、後の人生を豊かにすることを大人は知っています。

しかし、それを子どもにわかる言葉で説明するのが難しい。

そんなときに、助けになるのが本書です。

本書では、次の8名の著名な識者が、
勉強することの大切さを語ります。

荒俣宏さん、内田樹さん、瀬戸内寂聴さん、坂東眞理子さん、
福岡伸一さん、藤原和博さん、茂木健一郎さん、養老孟司さん。

8名それぞれが、学ぶことや生きることなど意味について、
子どもにわかる平易な言葉で語りかけます。

総ルビ付きで、広めの行間、大きめの文字なので、
小学校中学年ぐらいになれば、子どもが自分で読めます。

また、後半は同じ8名の識者が、
大人向けに語るパートが設けられています。

私が子ども用、大人用それぞれのパートで、
特に気に入ったのは次のフレーズです。

子ども向けパートからは、福岡伸一さんの言葉。

  「人間が勉強しなきゃいけないのは “自由になるため”
  だと私は思います。」

勉強をすると、「思い込み」から自由になれるということ。

大人向けパートからは、茂木健一郎さんが紹介する言葉。

  「知恵を得る以上に価値のあることは存在しない」

これはもともとプラトンが弟子に語った言葉のようです。

本書を子どもが読んで、親の言う通りに勉強したり、
学校の宿題などを自ら進んでやるようになるなどの、
即効性はそれほど期待できません。

むしろ、今まで以上に、やれと言われた勉強は
やらなくなるかもしれません。

しかし、周りの大人とは全然違うことを言う
8名の識者の言葉を聞いて、
「へ~、色んなことを言う大人がいるんだなぁ」
と学ぶこに対して興味が湧くと思います。

そして、なぜ勉強しなればならないのかを、
自分で考えるきっかけになることは間違いありません。

この本から何を活かすか?

この手の本は、読んだ内容を親が子供に伝えたり、
子どもに「読め!」と渡すようなものではないと思います。

さりげなくリビングに置いておいて、
子供に勝手に手に取らせるのがベスト。

そうするには、「日経Kids+」テイストのおしゃれな表紙より、
もう少しマンガっぽいベタな表紙の方がいいかもしれません。

本書を手にとって欲しいのは、ママ友ではなく子どもです。

また、識者も大人にとっての著名人だけでなく、
子どもにとっての著名人も1人ぐらい入っていた方が
良かったかもしれません。

そもそも本書に興味をもって読むような子どもは、
最初から知的好奇心が旺盛で、自分が好きな勉強は
どんどん進んでやるような子どもなので、
もう少しハードルを下げてもいいように思えます。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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