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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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ネットのバカ

ネットのバカ (新潮新書)ネットのバカ (新潮新書)
(2013/07/13)
中川 淳一郎

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満足度★★★★
付箋数:26

2013年の夏、コンビニやスーパーでアイスケースに寝そべった
写真をSNS上にアップする事件が相次ぎました。

これら一連の事件を見て、アイスを買う気が
しなくなくなった人も多かったと思いますが、
よれより多くの人は、次のように感じたのではないでしょうか。

「なぜ、こんなにアホが多いのか?」

少なくとも最初のローソンの事件の顛末がわかっていれば、
いくらアホでも、同じ事をやってはいけないと気づくはず。

なのに、それを敢えてやるってどういうこと?

私もこのように考えていましたが、その答えが本書にありました。

それは「ネット人口が増えた」から。

ネットは、ルールやマナーを知っている人だけのものでなく、
ごく一般的なインフラになったということです。

もともと今回の事件を起こすようなアホな人は、
世の中には一定数存在して、そういう人たちもスマホの普及などで、
当たり前にネットの世界にやってきたということです。

だからツイッターは「高性能バカ発見器」として機能しているのです。

  「自動車に乗るときはシートベルトをつけるというルールは、
  モータリゼーションの拡大とともに、多くの人に広がった。
  電車に乗る時はホームに整列し、降りる人を先に通してあげる
  マナーはいまや多くの人が知っている。ネットユーザーが日本で
  1億人以上いることが予測できる中、今のネットはカオスかも
  しれないが。数年後の洗練につながっていくかもしれない。
  今はその過渡期なのである。」

本書は、ウェブニュース編集者である中川淳一郎 さんが、
2009年に刊行した『ウェブはバカと暇人のもの』以降の
この4年間のネットの世界を淡々と描いたもの。

テーマは「当たり前になったインターネットの世界で
私たちはどう生きていくのか」。

  ・ネットで勝ち組は少数派
  ・The Winner Takes It All 勝者総取りの世界
  ・ネットを使ってもその人の能力が上がるわけではない
  ・ネットの言論は活字の言論よりも不自由
  ・フォロワー数は「戦闘力」
  ・強者以外は強者をより強くするための「クリックする機械」
  ・SNS上の友人は葬式には来てくれない

本書の中には、一見かなり過激と取れる発言もありますが、
それは中川さんが今のネットの姿をあるがままに描いたから。

一連のステマ騒動を受けて、芸能人が紹介しているかどうかが、
購入の判断に影響するか? というアンケートをヤフーが
とったところ、「影響する」と答えた人が40.5%だったそうです。

  「カモが4割もいれば十分だ。本書のような本を読む賢明な
  皆様からすれば、 “バカじゃねぇの?” と言いたくなるような
  話なのだか、世間の4割はこの程度の認識なのである。
  そりゃステマだってやるわな、だって本当に純粋呑気バカが
  買うんだもん、という結果だ。」

本書で語られているのは、ネットが当たり前の世界に
なったからこそ、知っていて当然の常識。

なにも知らずにスマホを手にして、ネットが日常になった人が、
ウヨウヨいる今のネット社会は、講習を受けないまま誰もが
「拳銃」を持ってしまった世界に近いのかもしれません。

この本から何を活かすか?

ネットで受ける見出しの作り方

  「DAIDOと加護亜依(155センチ)の合コン現場にhydeが乱入」
  「加藤茶の23才妻の父(37) “戸惑ったが会うと本当にいい人” 」

これらは、中川さんが「NEWSポストセブン」の見出しとして
実際に使ったもの。

最初の見出しには、ネットの伝統ネタが仕込まれ、
後の見出しには、それってどういうこと? が埋め込まれています。

どこがネット見出しのポイントとなる箇所かわかりますか?

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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