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スタンフォード教授の心が軽くなる先延ばし思考

スタンフォード教授の心が軽くなる先延ばし思考スタンフォード教授の心が軽くなる先延ばし思考
(2013/05/31)
ジョン ペリー

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満足度★★★
付箋数:19

あなたは、明日テストがあるというのに、
テスト勉強よりも部屋の掃除がしたくなりませんでしたか?

本当はプレゼン資料を真っ先に作らなければならないのに、
他の仕事に、つい手を伸ばしてしまうたちではありませんか?

もし、あなたにそんな重要なことを「先延ばし」してしまう
傾向があるなら、本書は役に立ちます。

と言っても、本書は「先延ばし癖」を直す本ではありません。

その性質を利用して、先延ばしを意義あるものに変える本です。

  「このエッセイを書こうと思い立ったのはもう何ヶ月も前のことだ。
  それが、なぜいまになってとうとう書き始めるに至ったのか?
  ようやく暇ができたから? いや違う。
  いまの私には、採点しないといけない答案、記入しないといけない
  教科書の注文、審査しないといけないアメリカ国立科学財団の提案、
  読まないといけない論文の草案があるからだ。
  そういう諸々をやらなくていいように、このエッセイを
  書き始めたというわけだ。この行動に “意義ある先延ばし” の
  本質が現れている。」

これは、2011年にイグノーベル文学賞を受賞した、
本書の著者ジョン・ペリーさんのエッセイの一節。

ペリーさんが説いているのは、つい重要な事を先延ばししてしまう
性質を逆手に取って、他のやらなければいけない事を
片付けるようにしてしまうことです。

それが、「意義ある先延ばし」。

ここには、重要な事を先延ばしするからといって、
他に何もしないわけではないという前提があります。

先延ばし癖のある人は、優先順位リストを作ると、
最も上位にある緊急性や重要度の高いタスクには手が出なくても、
もう少しリストの下のタスクならサクサク処理してしまえるのです。

ここで重要なのが、リスト上位にどんなタスクを
もってくるかということです。

ペリーさんは、次の2つの条件を満たしていることが
理想的だと述べています。

1つ目は、明確に決まっている締め切りがあるが、
実際にはも守らなくても何とかなること。

2つ目は、とんでもなく重要に思えるが、実際はそうでもないこと。

つまり、先延ばしたくなるような重要なタスクを囮にして、
本当はやらなければならないタスクからプレッシャーを取り除き、
片付けてしまう作戦です。

これはある意味自分にペテンをかけているようなもの。

  「本書は、先延ばしグセについて気に病まないようにしてもらう
  ことを大きな目的としているが、先延ばしグセをなくすことは
  目的としていない。先延ばしをいますぐキッパリと確実に
  やめられる方法を知っていれば、ここで共有したいのだが、
  残念ながら私は知らない。本書を読むことで、
  自分も捨てたものではないと思い直し、先延ばしグセがあっても
  多くのことを成し遂げようとしていることに変わりはないのだと
  気づいてもらえたらいいと思っている。」

よく、短所と長所は表裏一体と言われますが、
ペリーさんの考えは、まさにそれをうまく利用したものですね。

欠点を取り除くことに時間やエネルギー割くのではなく、
その欠点を長所として利用できるように視点をずらすのです。

この本から何を活かすか?

  「やることリストの上位にある重要案件を先延ばしにしていると、
  案件自体が消えてしまうことがある。
  これは先延ばしの大きなメリットの一つだ。」

結果論でしかありませんが、実際に私もよく経験することです。

誰かが代わりにやってくれたり、状況が変わってやる必要が
なくなったり、そもそも重要案件だと誤解していただけだったり・・・・

ただし、最初からこれを期待することはできませんね。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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